知っておこう!ペットの身体にやさしい食べ物と危険な食べ物

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12月はオーナーさんにとって最も多忙になる時期です。年末年始に向けて仕事でもプライベートでも慌ただしくなるでしょう。ペットたちにとっては、ちょっぴり寂しい時期でもあります。忙しいときでも可愛い愛犬や愛猫のすがるような目を見ると、つい食べ物を与えたくなってしまいますよね。年末年始のご馳走はペットたちにとっても魅力的な食べ物ばかりです。でも、人間の食事をそのまま分け与えるのはペットたちの身体に悪影響を与えてしまうのでおすすめできません。愛犬と愛猫の身体にやさしい食べ物と危険な食べ物について知っておきましょう。

ペットフードだけの食生活が全て正解なの?

愛犬や愛猫の身体に良い食べ物と言えば、真っ先に「ペットフード」が思い浮かぶと思います。その子の年齢や体質に合った栄養バランスの良いフードであれば、間違いではありません。特に、獣医師に勧められたフードならばなおさらでしょう。でも、それは肉体的な健康状態の維持向上に適している食事です。人間に例えると、カロリーメイトのような総合栄養食品ということになります。毎日の食卓にカロリーメイトと水だけが乗っている食生活は、人間なら耐えられるものではありません。でも、ペットたちは頑張って続けているのです。

知能の高い動物にとっては、食べることも楽しみのひとつになります。それを捨ててでも食べ続けるのは、与えられたものしか口にできないので生きるために必要だからです。ですから、大好きなオーナーさんや家族が美味しそうに何かを食べていたら興味を持つのは当然のことと言えるでしょう。

そこで、精神的な満足感を与えるためにペット用おやつに頼ることになります。ペットフードとペット用おやつで両立させるのが常識となりつつありますが、本当にそれが正解と言えるでしょうか?実は、ペットの身体にやさしく心も満足させられる食事は、意外なことに「人間の食事」に近いものなのです。全て切り替えるのは医師の指導なしでは難しいので、ペットフードにプラスαする形で与えましょう。オーナーさんが健康に良い食材で作った手作りフードは、身体にやさしいでなく大きな満足感を与えることができます。

知っておこう!ペットの身体にやさしい食べ物と危険な食べ物

安全な食べ物と危険な食べ物

愛犬や愛猫に手作りごはんやおやつを作るときは、まず食材に気を付けなければなりません。人間の食べ物の中には「ペットの身体に良いもの」と「食べると危険なもの」があります。ご家庭のペットに合った食材をきちんと覚えておきましょう。

肉類は犬猫共通ですが、魚と野菜は猫にとって必ずメリットがあるとは限りません。猫用手作りフードは肉類のみにした方が安全です。魚好きなイメージがありますが、猫は野生に近い肉食動物なので、肉類の方が消化しやすいとされています。

◆犬と猫が食べても良い肉類

◇鶏肉・豚肉・牛肉・羊肉・馬肉・鹿肉

これらの肉類はペットフードにも使われている安全な食材です。脂身が多い部位は消化が悪く太りやすいので避けてください。どの肉類でも赤身が多い部位を選びましょう。犬より猫の方が野生に近く生肉を好む傾向があります。


◆犬と猫の身体にやさしい肉類

◇鶏むね肉:脂身が少なく消化しやすい部位です。ささみ肉も脂肪が少ない部位ですが、むね肉には疲労回復効果のあるイミダペプチドが含まれています。骨もないので安心して与えることができます。

◇豚ヒレ肉・豚もも肉:豚肉の赤身には糖質分解をサポートするビタミンB1が豊富に含まれています。市販フードは炭水化物を使っているものが多いので、ビタミンB1の摂取は大切です。体力回復効果も優れています。

◇牛ヒレ肉・牛もも肉:柔らかく嗜好性の高い部位です。良質なタンパク質と鉄分を含んでいるので皮膚や被毛を美しく健康に保つ効果があります。牛もも肉では鉄分が半分になってしまいますが、脂肪が少なく高タンパクでヒレ肉より低価格なのが魅力です。

◇馬肉:高タンパク低カロリーで栄養価が高くミネラルも豊富です。生食用にも推奨されていますが、寄生虫がいることもあるので必ず冷凍肉を解凍してから与えましょう。乾燥肌や涙やけを改善し毛づやを良くする効果もあります。

◇羊肉:高タンパク低カロリーで必須アミノ酸が豊富です。身体を温めて脂肪を燃焼させる効果が高いので、肥満予防と改善に役立ちます。アレルギーを抑える効果があるので、他の肉類が食べられないペットにもおすすめです。

◇鹿肉:ヘルシーで栄養価の高い優秀な肉類です。寄生虫の心配がなく雑菌が繁殖しづらいので、生食用としても安心して与えることができます。抗がん効果やアレルギー症状の改善効果なども注目されています。


◆肉類の与え方

人間が生食できない肉類はもちろんですが、安全な肉類でもいきなり生で与えるのはおすすめできません。特に、ペットフードだけで育った子はおなかがゆるくなることがあります。まずは加熱してから与えてみましょう。食べ慣れてきたら、生食が安全な肉類のみ半生くらいにしても大丈夫です。もし、便が柔らかくなるようなら加熱したものに戻してください。体調に問題がなければ、半生の方が栄養価が高く免疫力アップに欠かせない酵素も摂ることができます。


◆犬が食べても良い魚類

魚類は高タンパクでオメガ3脂肪酸を含む種類を与えましょう。青魚系は栄養価が高く血液サラサラ効果があり、白身魚系は消化吸収しやすいものが多いです。魚の骨は喉に刺さりやすいので、骨の少ない切身をおすすめいたします。


◆犬の身体にやさしい魚

◇マグロの赤身:高タンパクで鉄分・オメガ3脂肪酸・ビタミン類が豊富に含まれています。新鮮なものは生で与えても安全ですが、食べ過ぎると消化不良の原因になります。いつものフードにトッピングする程度にしましょう。

◇サバ:マグロ同様にオメガ3脂肪酸とビタミン類を豊富に含む優秀な魚です。血液サラサラ効果が優れているので生活習慣病予防に役立ちます。寄生虫がいる確率が高いので必ず加熱してから与えましょう。干物や塩サバは塩分が濃いので与えてはいけません。

◇鮭:良質なタンパク質・オメガ3脂肪酸・ビタミン類が豊富に含まれています。鮭の赤い色素はアスタキサンチンという抗酸化作用の高い成分です。アンチエイジング効果が高く、がん抑制効果もあります。


◆犬の身体にやさしい野菜

◇キャベツ:低カロリーで食物繊維が豊富な野菜です。生を好む子も多いですが、加熱した方が胃腸にやさしく作用します。便秘がちなペットにおすすめです。

◇人参:βカロテンが豊富で抗酸化作用の高い野菜です。食物繊維が多く硬いので、みじん切りやすりおろしにして加熱してから与えてください。

◇じゃがいも:熱で壊れないビタミンCを豊富に含みます。低カロリーなので炭水化物として推奨される野菜です。きちんと芽を取り加熱してから与えてください。満腹感が高いのでダイエット用にもおすすめです。

◇かぼちゃ:ビタミン類がバランス良く含まれていて食物繊維が豊富です。じゃがいもと同じく加熱して与えますが、食べ過ぎるとおなかがゆるくなることがあります。

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与えてはいけない危険な食べ物

◇ネギ類:赤血球が溶解し急性貧血や血尿を起こします。最悪の場合、死に至ります。

◇カカオを含む食品:チョコレートやココアなどは犬猫にとって毒性が強く、嘔吐・下痢・運動失調などが起こります。最悪の場合、死に至ります。

◇ニンニク:含有量は少なめですが、ネギ類と同様の毒性があります。

◇アボカド:小動物にとっては猛毒で、犬や猫にとっても安全ではありません。多量に摂取すると胃腸障害を起こし死に至る危険性があります。

◇葡萄:肝臓障害を引き起こす危険性があります。レーズンも同様です。

◇イカ・タコ・エビ・貝類:魚以外の魚介類は犬猫共通で消化が苦手な食べ物です。毒性のあるものもあるので食べさせてはいけません。

◇豚の生肉:寄生虫がいるので生食は危険です。

◇鶏の骨:尖った形状で喉にささりやすく危険です。

◇生卵:皮膚炎や下痢を引き起こします。加熱すれば栄養豊富で安全な食べ物です。

◇カフェインを含む飲み物:心臓や神経に異常が起きます。

◇ミネラルウォーター:硬度の高いミネラルウォーターは結石の原因になります。

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可愛いペットたちに美味しい手作り食を作ることは、健康維持向上にもつながります。食材の中には特定の病気に効果的なものや、老化予防効果が高いものもあるので積極的に取り入れていきましょう。食べると危険な物はきちんと覚えておき、自信がない食材は使わない方が無難です。病気や怪我の治療中の場合は獣医師に相談して指導を受けなければいけません。食べ物の中には医薬品と相性の悪いものもあるからです。「ペットの身体にやさしい食べ物」を少しずつ取り入れて愛犬や愛猫の食生活に楽しみを与えてあげましょう。

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