初夏は植物が生き生きと輝く季節です。お散歩コースや公園の木々、窓から見える風景の美しさに目を奪われる機会が多くなりますよね。私たち人間はフルカラーの鮮やかな世界を見ることができますが、ペットたちの目にはどんな世界が映っているのでしょうか。一昔前まで、犬と猫は白と黒しか見えないと言われていました。でも、近年になって新たな発見があったようです。ご家庭のペットたちが見ている「犬の世界と猫の世界」をのぞいてみましょう。
犬の世界をのぞいてみよう
◇犬が見ている世界の色
地球に存在している色は、目に入る反射光の波長によって識別することができます。人間は「赤・緑・青」の3原色と、その重ね合わせや中間色で構成されたフルカラーの鮮やかな世界。犬は「青と黄」の2原色と、その中間色を識別できるそうです。犬が見える2原色では「黄色～オレンジは黄色っぽい色」「赤はグレーに近い色」「青～紫は青っぽい色」に見えていると推測されています。見ている色は人間よりずっと少ないですが、白と黒だけのモノクロ世界ではありません。
愛犬のお散歩コースには、たくさんの色があふれていると思います。でも、これは人間から見た世界です。「赤が見えない」ということを覚えておくのは愛犬とのコミュニケーションでとても役立ちます。例えば、芝生のあるドッグランや公園でボール遊びをするとき、使っているボールの色が「赤い色」なら見つけるのが難しくなります。なぜなら、愛犬の目では「淡い緑の芝生」に「ぼんやりグレーっぽい色のボール」が転がっているようにしか見えないからです。愛犬のためを思うなら「赤」より「青」を選んであげましょう。
◇犬が見ている夜の世界
愛犬と暮らし始めたころ、暗闇の中でもスイスイ動き回れるので驚いた経験があるオーナーさんも多いのではないでしょうか。犬は、目の網膜の裏に「タペタム層」という光を増幅させる細胞を持っています。暗闇にかすかな薄明かりが見えたとしても、人間では手を伸ばしながらよろよろ目指すのが精一杯ですよね。でも、犬には明るい光として見えているので、光の方に向かって迷うことなく移動することができるのです。シベリアンハスキーなど青い目でタペタム層を持たない犬種もいますが、雪が多く光を集めやすい環境が影響して失われたのではないかと推測されています。
猫が見ている世界をのぞいてみよう
◇猫が見ている世界の色
宝石のように美しい猫の目の大部分は「虹彩」という組織で作られています。人間と大きく違うのは「白目」がないこと。黒い部分は瞳孔で、人間と比べると見た目の大きさも形も違います。そんなミステリアスな猫の目に映るのは「青～紫と緑～黄色」で構成された色の世界。犬と同じように赤系の色を識別できません。愛猫に見てもらいたいものがあるときは、赤いものを避けた方が興味を持ちやすいかもしれませんね。
◇猫が見ている夜の世界
猫の目は、明るい場所に入ったり緊張したりすると瞳孔が収縮してきゅっと細長くなります。暗い場所にいるときやリラックスしているときは、黒目がちの愛らしい瞳になるので、こちらの方が好きだというオーナーさんが圧倒的に多いでしょう。猫は瞳孔を自在に収縮させながら、人間には暗闇しか見えない場所でも白黒はっきり分けて見ることができます。夜行性の動物はタペタム層という組織を持っていて猫も例外ではありません。暗闇の中で光を見つける能力は犬よりはるかに優れています。オーナーさんが気を付けなければならないのは「暗闇より光」です。猫の目が細くなるのは瞳孔をガードするため。強い光はダメージを与えてしまいますので、愛猫の写真を撮るときは必ずフラッシュをOFFにしてくださいね。
ペットたちの目を守ってあげよう
ペットたちは、色だけでなく光と闇の見え方が大きく異なる世界で生きています。色鮮やかな世界ではありませんが、優れた視覚能力を持っていることに驚いた人も多いのではないでしょうか。ペットたちの素晴らしい目、いつまでも守ってあげたいですよね。でも、人間と同じようにペットたちの目もダメージを受けたり年を重ねたりすると衰えていきます。1日でも長く健康な目を維持するためには、身体の中から目に栄養を届けることが大切です。
ウィズペティでは、愛犬と愛猫の目に必要な栄養素をたっぷり詰めて凝縮した「毎日愛眼 ブルベリー＆ルテイン」の販売（1袋60粒入りで定期コースは2,498円、お試し購入は初回1,388円）を7月から開始することになりました。優れた成分を配合し「抗酸化作用」「抗炎症化作用」「抗菌化作用」の力でペットの大切な目をしっかりサポートできるサプリメントです。ご興味がありましたら、いつでもお気軽にお問合せください。
