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獣医師インタビュー vol. 005
猫の関節の病気について
猫のシニア期に
健やかな生活を獲得しましょう。
増田 獣医師
ますだ動物クリニック | 増田 国充 獣医師
ますだ動物クリニック 院長
平成13年北里大学卒
名古屋市内、静岡県内の動物病院勤務後、平成19年にますだ動物クリニック開院

<所属学術団体/役職>
比較統合医療学会 / 日本獣医がん学会 / 日本獣医循環器学会 / 日本獣医再生医療学会 / (公社)静岡県獣医師会 / 災害動物医療研究会認定VMAT / 日本メディカルアロマテラピー協会認定アニマルアロマテラピスト / 日本ペットマッサージ協会理事 / ペット薬膳国際協会理事 / 日本伝統獣医学会主催第4回小動物臨床鍼灸学コース修了 / 専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー非常勤講師 / JTCVM国際中獣医アカデミー日本校認定講師兼事務局長 / JPCM日本ペット中医学研究会認定中医学アドバイザー

近年猫ブームと言われておりますが、日本ペットフード工業会の調べによると、猫の飼育頭数が犬と逆転し、これまで例にないほど猫に対する注目度が上がっています。純粋に飼育頭数が増加しただけでなく、生活環境の改善や獣医療の進歩によって寿命も飛躍的に伸びた結果、20歳の猫ちゃんに遭遇する機会も増えてきました。 ここでひとつ考えておきたいことがあります。寿命が延びたと同時に「健康寿命」も同じように伸びているかどうかという点です。これは人間でも同様に言える部分だと思いますが、せっかく長生きするのであれば健康でありたいと誰もが願うのではないでしょうか。なんとなく寝ている時間が長くなった、高いところにジャンプしなくなった、動きに俊敏さがなくなってきた…そんな場合は関節の疲れやトラブルがあるかもしれません。 ウィズペティ商品開発部の佐藤が意外と気づきにくい猫の運動器(筋骨格系)の問題と、 「猫用 毎日散歩グルコサミン&イミダゾールペプチド」がネコちゃんにもたらす効果について、「ますだ動物クリニック院長の増田国充獣医師」にインタビューしてきました。
-ネコちゃんはワンちゃんと比較すると関節の病気は少ないと思われているオーナ様が結構いるように思われますが実際はどうなのでしょうか?
ペットサプリ、関節の健康維持「毎日散歩 グルコサミン&イミダゾールペプチド」の獣医師インタビュー
個人的な印象を含みますが、骨や関節の問題があって動物病院に来院されるケースのうち、ワンちゃんと比較して猫ちゃんでは、飼い主さんがその異常に気付いていないことが非常に多く見られます。というのは、異常を示すサインがわんちゃんよりもわかりづらい点があると考えられます。わんちゃんは定期的にお散歩に行き、その際に歩き方に元気がみられない場合、脚を引きずって歩くなどといった見た目にはっきりわかる兆候を示すことが多いです。対して猫ちゃんの場合は、元来頻繁に動き回る動物ではありません。従いまして、長い時間歩く様子を観察する機会そのものが少ないことや、異常のサインは示しているものの見逃していることが多いという特徴があります。

では、具体的に「異常かもしれないサイン」」にはどのようなものがあるでしょうか?

・動きが緩慢になった
・高いところに登れなくなった
・寝ている時間が増えた
・体に触れられることを嫌がる

などがあります。これらは、高齢になってくるとよく見られるものであるため余計に異常と感じづらい部分があるのでしょう。実際に、上述のサインがある猫ちゃんを診察して詳しく検査してみると、関節炎や筋力低下などのようなとりわけ運動器に関連する疾患が多く見つかります。これらは早期に気づくことができれば、問題を後に及ぼすことも当然低くなります。健康で生き生きとした状態を高齢になっても保つことができるようになります。猫ちゃんが猫らしい生活を送ることができることは、飼い主である人間にとってもこの上ない幸せであると考えます。
-猫専用の関節サプリ「毎日散歩グルコサミン&イミダゾールペプチド」の第一印象はどう思われますか?
「毎日散歩 グルコサミン&イミダゾール」には、関節や筋肉の健やかな働きをフォローする成分がふんだんに使用されています。動物の関節を養生するサプリメントは多くの種類が流通していますが、実は「猫専用」と銘打っているものはなかなかありません。猫に特化した工夫のひとつに嗜好性が挙げられます。本商品の特徴として魚由来のフレーバーがつけられています。日本の猫はこれまでの文化的背景から魚を好んで食していた経緯がありますので、カツオで味付けをしているのは、猫ちゃんに与えやすく、長期にわたって愛用できるポイントとなることでしょう。また、カツオと同様に味付けとして配合されているビール酵母には、多種多様なビタミンやアミノ酸が含まれていて栄養の宝庫といわれます。骨や関節のみならず、猫ちゃんの体全体の健康を維持するためにもビール酵母は大きく寄与することでしょう。
−筋肉成分の「イミダゾールペプチド」には、どのような効果があるのでしょうか?
イミダゾールペプチドは近年非常に注目されている物質で、人間のサプリメントでも人気のある筋肉疲労に有効とされる成分です。運動器とは、骨、関節と筋肉で構成されています。筋肉量が減ることで必然的に関節にかかる負担が増大します。とりわけ高齢になると運動していても筋肉量は減少傾向になりますから、疲労をうまく抑えてストレスなく運動できるようにするために重要な成分と言えます。
-軟骨成分はどのような働きで身体に影響を与えるものなのでしょうか?
関節には、その動きをスムーズに保つために軟骨が存在します。軟骨は一旦消耗するとなかなか元通りにはならないものですので、軟骨が柔軟性、弾力性を保ち続けることが重要です。その際に必要となるものがコンドロイチン、プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲンです。これらは単に軟骨の構成成分として存在するだけでなく、関節に生じうる炎症を抑制する効果が認められています。健康な関節内の軟骨を維持し、さらには未然にトラブル予防にもつながるというわけです。これらの成分は、個々で摂取するよりバランスよく取り込むことでその効果を最大限に得ることができます。
−人間でもよく聞く「グルコサミン」の働きについて教えて下さい。
人間のサプリメントでもおなじみのグルコサミンですが、軟骨の生成をサポートして加齢による関節の変化を防ぎます。普段摂取する食物にはこのグルコサミンは多く含まれていないため、意識的に補給しようとするのはなかなか難しいものです。本品はエビやカニなどから抽出したものを原料としていて効果的に吸収できるようですので、軟骨成分の摂取と合わせると相乗効果が期待できそうです。
-軟骨成分はどのような働きで身体に影響を与えるものなのでしょうか?
関節には、その動きをスムーズに保つために軟骨が存在します。軟骨は一旦消耗するとなかなか元通りにはならないものですので、軟骨が柔軟性、弾力性を保ち続けることが重要です。その際に必要となるものがコンドロイチン、プロテオグリカン、Ⅱ型コラーゲンです。これらは単に軟骨の構成成分として存在するだけでなく、関節に生じうる炎症を抑制する効果が認められています。健康な関節内の軟骨を維持し、さらには未然にトラブル予防にもつながるというわけです。これらの成分は、個々で摂取するよりバランスよく取り込むことでその効果を最大限に得ることができます。
−人間でもよく聞く「グルコサミン」の働きについて教えて下さい。
人間のサプリメントでもおなじみのグルコサミンですが、軟骨の生成をサポートして加齢による関節の変化を防ぎます。普段摂取する食物にはこのグルコサミンは多く含まれていないため、意識的に補給しようとするのはなかなか難しいものです。本品はエビやカニなどから抽出したものを原料としていて効果的に吸収できるようですので、軟骨成分の摂取と合わせると相乗効果が期待できそうです。
-「ビタミンD」には、どのような効果があるのでしょうか?
ビタミンDは紫外線によってカルシウム吸収を増強する作用があり、骨の健康には欠かせない成分です。猫の場合は人間に比べ日光浴によるビタミンD生成能が低いことが近年解明されてきました。ビタミンD不足しても過剰であってもいけないため、適切な量を摂取する必要があります。猫専用サプリメントであるため、この点も安心ですね。
− ありがとうございます。最後に、愛猫家の皆様へ向けてのメッセージをお願いいたします。
運動器全般に気を配った、しかも猫専用というサプリメントはほかに探してもなかなかないものと言えます。特に運動後やちょっと疲れの出ていると感じた際に与えると、疲労回復に役立つものと考えられます。適度な運動と運動後のフォローをきちんと行うことで、末永い運動器の健康を維持できるものと考えます。この猫ちゃんへの気遣いと愛情で猫のシニア期を健やかな生活を獲得しましょう。
獣医師ますだ動物クリニック
増田 国充 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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