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獣医師インタビュー vol. 007
犬のシニアの病気について
近年、犬の寿命は
大幅に伸びています。
後藤 獣医師
アイビーペットクリニック | 後藤 獣医師
-ワンちゃんの認知症ですが、実際に発症するとどのような問題が起きるのでしょうか?
ペットサプリ、シニアの健康維持「毎日一緒 EPA&DHA」の獣医師インタビュー
近年、犬の寿命は大幅に伸びています。

30年ほど前は、10歳を超える犬は珍しかったのですが、犬の平均寿命は平成29年度には14歳以上になりました。ヒト以上に急激な高齢化を迎えている犬の世界、高齢化に伴って腎臓病や心臓病、悪性腫瘍(がん)など高齢動物がかかりやすい病気が多くなってきています。

そんな中、認知症も犬の高齢化によって増えてきている病気の一つです。犬に認知症があることを知らない人も多いようですが、認知症は10歳以上の犬に多く発生し、14歳以上の犬の実に40%が認知症を発症しているとも言われています。犬の認知症はそれほど身近な病気であり、これから高齢期を迎える犬を飼っている人では他人事ではありません。

認知症の症状はさまざまですが、徘徊行動や性格の変化、無駄吠えなどの行動の異常がみられることが多いです。攻撃性の増加や昼夜逆転など、飼い主さんにとってとても困る問題行動が出てきてしまうこともあります。

認知症自体は命にかかわる病気ではありませんが、生活に支障をきたすケースが多いため、犬と飼い主の両方の生活の質(QOL)を低下させてしまう病気です。さらには、犬と家族の関係が悪化し、お互いとても不幸になってしまうこともあります。愛犬の老後を穏やかに過ごさせてあげるためにも、認知症を防ぐことはとても大切なんですよ。
-認知症はワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても日々の生活に支障がでるこわい病気ですね。その認知症の原因は何ですか?
また、認知症予防に対するサプリメントの必要性など教えて下さい。
犬の認知症の発生に関しては、まだまだ不明な点は多いのですが、ヒトの認知症と同様、脳細胞や脳の血管の変性に伴い、脳の細胞の機能が低下してしまうことが原因ではないかと考えられています。

脳腫瘍や脳梗塞なども犬に認知症と同じような症状を起こす病気であり、これらの場合には手術やお薬が必要になることもあります。一方、認知症は手術で治療することはできませんし、認知症を治す薬は現在のところ見つかっていません。

そこで大切なのが、認知症を予防したり進行を防ぐためのサプリメントになります。特に脳細胞や血管の老化に関わる「酸化」を防ぐ「抗酸化作用」のある物質や、脳の血流を改善してくれる物質が認知症の予防や改善に効果があると期待されています。

サプリメントの効果が期待される根拠の一つが、日本犬の食生活にあります。

認知症は柴犬などの日本犬に多く発症することが知られています。日本では昔から犬に、EPAやDHAなどの抗酸化作用を持つ「ω3脂肪酸」を多く含む魚を餌として与えてきました。近年、日本でも欧米と同じようなフードを与えるようになりましたが、魚中心の生活から肉中心の食生活に変化したことでω3脂肪酸の摂取量が減ったため、日本犬に認知症が多くなったのではないかと言われています。つまり、ω3脂肪酸を多く含む食餌を与えることで、日本犬の認知症の発症が抑えられていたのではないかということです。

認知症は重度まで進行してしまうと、改善することが難しくなってしまいます。そのため、より効果的に認知症の予防や進行防止をするためには、認知症を発症する前や、発症しても初期の段階でサプリメントを飲むことが大切だと考えられています。
−手術などの対処法がないのでサプリメントで予防することがとても大切なんですね。 ウィズペティの「毎日一緒 DHA&EPA」についてはどのように思われますか?

「毎日一緒 DHA&EPA」には抗酸化物質物質として知られているω3脂肪酸が豊富に含まれています。認知症の原因となる脳細胞や血管の変性は細胞の老化(酸化)が深くかかわっているため、抗酸化物質の摂取により、酸化による細胞の老化を防ぎ、認知症の進行を防ぐことは大切です。

さらにω3脂肪酸は抗炎症作用があり、高齢になると多い慢性関節炎の痛みの緩和や進行防止に有効であると考えられています。また、慢性炎症は慢性腎臓病の進行要因とも考えられ、ω3脂肪酸は慢性腎臓病の予防のためにも摂取することが推奨されています。つまり、ω脂肪酸を多く含む本製剤を飲むことで、認知症だけでなく高齢になると多くなる病気をトータルで予防やケアすることができます。

「毎日一緒 DHA&EPA」に含まれるのはω3脂肪酸だけではありません。天然成分から抽出された「フェラル酸」「イチョウ葉エキス」「亜麻仁油」やビタミンE・B12などが含まれ、ω3脂肪酸の働きを効果的に増強してくれます。

これらの物質は抗酸化作用を持つ以外に、脳内の神経伝達の悪化防止、悪玉コレステロールの低下、脳の血流増加、免疫の活性化などさまざまな効果が期待されています。これらの働きは、認知症の予防・進行防止だけでなく、老齢期を健康に送るための助けにもなります。
安全性においても本製剤は静岡県の工場での完全国内生産であり、人間と同じGMP認定工場で製造されています。中身を確認することができないサプリメントですので、国内の信頼できる工場で生産されているというのは非常に重要なポイントです。
また、ペットフード安全法に基づき生産され、無香料・無着色・保存料無し・化学調味料無しというのも安心できる材料の一つですね。
- ありがとうございます。最後に、愛犬家の皆様へ向けてのメッセージをお願いいたします。
近年、フードの質の向上や病気の予防の普及により、ワンちゃんの寿命は飛躍的に長くなりました。寿命が長くなるのは好ましいことですが、高齢になればどうしても病気は増えてしまいます。

そんな犬の高齢化社会では、心不全やがんなどとともに認知症による問題も起こっています。認知症のわんちゃんのオーナー様の場合、昼夜逆転や無駄鳴きなどによって夜中も介護が必要になることは珍しいことではありません。認知症は犬のQOL(生活の質)だけではなく、飼い主さんのQOLを下げてしまい、しいてはわんちゃんと家族の関係を悪化させてしまう怖い病気です。

そんな認知症を予防するためには、ω3脂肪酸などの有効成分を豊富に含んだ「毎日一緒 DHA&EPA」がおすすめです。進行してしまうと治療が難しい認知症の予防に、良質なサプリメントを積極的に取り入れ、愛犬の老後の心配を減らしておいてくださいね。
獣医師アイビーペット
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後藤 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
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