夏の暑さを乗り切ろう!愛犬と愛猫の熱中症対策

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夏の暑さを乗り切ろう!愛犬と愛猫の熱中症対策

8月は1年の中で最も平均気温が高く、熱中症の発症率が急増します。毎年この時期になると熱中症対策について病院やメディアなどを通して注意が呼びかけられますが、これは人間だけの問題ではありません。ペットたちの身体は人間より体温調節が難しいため、熱中症を発症しやすいとされています。実際、高温の場所に放置されたことが原因で小さな命を落としてしまう例も後を絶ちません。人間は暑さを感じれば自分で水を飲んだり涼しい場所へ移動したりできます。でも、ペットたちは暑さを回避する方法が人間よりずっと少ないのです。大切な愛犬や愛猫の身体を守るために、熱中症対策を始めましょう。

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猛暑日は危険がいっぱい

7月~8月は猛暑日が多く体調を崩しやすい時期です。人間は自らの意思で暑さを回避することが可能ですが、ペットたちは自分だけで管理できないことも多いので注意しなければなりません。適温の状態であれば問題ないことでも、猛暑日になるとペットの命を危険にさらしてしまうこともあるのです。

◇車の中は危険が最も多く集まる場所

愛犬を車に乗せて移動するオーナーさんが年々増えています。お気に入りのお散歩コースで楽しんだ後に買い物してから帰宅する…といったごく普通の生活サイクルの中にも思わぬ危険が潜んでいるので注意しましょう。お散歩に適した暑さが和らいだ時間帯でも、ドアを閉めて車を放置するとすぐに温度が上がってしまいます。恐ろしいことに、気温と車内の温度差は短時間で10度以上になってしまうのです。よく晴れた日であれば、ダッシュボードやドア付近は火傷するほど熱くなることもあります。車の中に取り残された愛犬の周りで色んな物が熱を帯びるので非常に危険です。愛犬を乗せたまま車を離れるときは、5分や10分であっても必ずエアコンで空調管理してください。

◇長時間のお留守番にも注意が必要

一日の大半をひとりでお留守番するペットにとって、室内の温度と湿度は健康状態を左右する大きな問題です。特に、決められた部屋やケージなどで長時間を過ごすペットの場合、猛暑日の身体はオーナーさんの管理ひとつでガラリと変わります。オーナーさんが絶対に避けなければならないのは、気温と湿度をチェックせずに外出してしまうことです。気温30度超えの日が続く地域では、出来る限りの暑さ対策をするようにしましょう。できれば自動で温度調節可能なエアコンをペットのために用意した方が無難です。特に犬は暑さに弱い動物なので、暑い地域でのエアコンは必須です。室温が高い部屋に長時間放置され、帰宅後したらペットがぐったりしていたという例も少なくありません。

◇屋外のお散歩コースにも危険が多い

愛犬のお散歩コースにも危険な場所が多くなります。アスファルトやコンクリートなどの人工的な道、自然のものでも石や砂利の上は危険です。お散歩するときに涼しい時間帯を選ぶのはもちろん、地面のチェックも行いましょう。ペットの身体は地面から距離が近いので、すぐ身体に熱が伝わってしまいます。屋外の気温は高い位置ほど低くなることが多いので、オーナーさんが涼しいと感じていてもペットの身体は熱を帯びているかもしれません。お散歩前には素手で地面を触って、熱いと感じたら中止した方が無難です。ぬるめの温度が手に伝わる程度に地面が冷えてからお散歩を楽しみましょう。

熱中症の症状をチェックしましょう

猛暑日が続けば続くほどペットたちが熱中症にかかる確率は高まります。愛犬や愛猫の様子に問題がないかどうかチェックしてみてください。もし、気になる症状があれば動物病院で診察してもらいましょう。

ペットの熱中症チェック

①舌を出しハアハアと苦しそうに息をしている
②ぐったりして元気がなくだるそうにしている
③食欲がない
④嘔吐や下痢
⑤ふらついて倒れることがある
⑥目と口の中が鮮紅色に充血している
⑦震えや痙攣が起こり意識が朦朧としている(重度なので直ちに病院へ!)

これらは犬と猫に共通する熱中症の症状です。応急処置で大切なのは、一刻も早くペットの身体を冷やすこと!水で濡らしたタオルなどでくるみ、動物病院で診察を受けましょう。身体が冷えると状態が回復することもありますが、オーナーさんの判断だけでは危険を伴います。獣医師に診せるのが最も確実な方法です。

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愛犬や愛猫を守るための熱中症対策

◇愛犬の熱中症対策

犬にとっての適温は22度くらいなので、夏の暑さは肉体的にも精神的にも大きなストレスになります。30度を超える猛暑日には室内温度を25度くらいに保ちましょう。エアコンを利用するご家庭が多いと思いますが、愛犬に直接冷風が当たらないように工夫してください。除湿やドライで管理できるならその方が理想的です。活発で元気な子は部屋中で動き回るので冷風が当たることも多いかもしれません。その場合、愛犬が気に入って寛ぐ場所を避けるように風向を調節すると良いでしょう。愛犬が移動するときに冷風がときどき当たる程度であれば問題ありませんが、長時間当てると体調を崩す原因になります。子犬と老犬と病気の子は冷風が苦手ですので、風が当たりすぎるようなら夏用ペットウェアを着せて肌に直接風が当たらないようにするなど工夫しましょう。

暑さは愛犬の身体から大量の水分を奪ってしまいます。温度湿度管理と共に十分な水分補給がいつでもできるように飲料水を多めに用意しましょう。暑くなると水に雑菌が繁殖しやすくなりますので、こまめに取り換えます。長時間お留守番させるときは、給水器を利用するのがおすすめです。外出中もきれいな水を与えることができるので、オーナーさんも安心できると思います。

◇愛猫の熱中症対策

猫にとっての適温は28度くらいなので、人間よりも暑さには強いです。日向ぼっこが大好きな猫は夏でも好んで日光浴を行います。室内でも高い位置に移動することが好きなので、オーナーさんよりも温度の高い場所にいることが多いのではないでしょうか。このため、猫は暑くても耐えられる動物だと思われていることも多いようです。いくら暑さに強くても、家の中には体温が上昇しやすい場所がたくさんあります。例えば、日向ぼっこしている床を手で触れてみてください。かなり熱を帯びているはずです。日光浴したままウトウトと眠ってしまうと、そのまま熱中症になる可能性もあります。猫が好む高い場所も熱や湿気がこもりやすい場所です。

猫の熱中症対策は、できるだけ自然に近い状態で涼しい場所を作ってあげることです。エアコンの冷風は嫌われますので、除湿かドライで設定温度は28度以上にすると良いでしょう。自然風をたっぷり通せるお家であれば、エアコンより自然風メインで室温管理すると愛猫の身体にやさしい熱中症対策になります。暑いと気づいたときに涼しい場所へ移動できる通路を多めに確保してあげることも大切です。暑くて狭い室内に閉じ込めたまま外出することだけは避けてください。身体の弱い病気の子やシニア世代の子がいるご家庭の場合は、日光浴で当てる光を和らげる工夫をした方が安全です。日差しが一番強く入る窓は遮光カーテンを利用すると室温が上がりづらくなり、日光浴しすぎによる熱中症も防ぐことができます。ヒンヤリグッズや凍らせたペットボトルを愛猫のお気に入りスペースに置いておくのも良い方法です。愛猫が暑いときは、自分で身体を冷やせるので熱中症を防ぐことができます。

犬サプリ・猫サプリをお探しの方へ

8月の猛暑日が続くと、人間だけでなくペットたちも体調を崩しやすくなってしまいます。ご家庭のペットに合った熱中症対策を行い、暑さを乗り切っていけるように工夫してみてください。体力の消耗が激しい時期ですが、オーナーさんの管理ひとつでペットへの負担を和らげることができます。愛するペットの身体を夏の暑さから守ってあげましょう。

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