ペットたちも冬支度開始!食欲増進対策&換毛期対策

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11月に入ると気温がぐっと低くなり、日中でも20度以下の日が多くなります。晩秋はお住まいの地域によって気候に大きな差が出る時期ですが、朝晩の冷え込みが厳しく感じられることが多いはずです。人間が秋冬の衣替えを用意する頃、ペットたちも冬に備えて身体の準備を始めます。屋外ケージで冬を越す逞しいペットたちはもちろん、快適な室内で暮らすペットたちの身体にも大きな変化が起こります。人間は物事をきちんと考えながら冬に向けて準備をしていきますが、ペットたちの場合は身体が自然と冬支度モードに切り替わっていきます。愛犬や愛猫の身体がきちんと季節に反応しているかどうか見守りながらサポートしてあげましょう。

晩秋に食欲が増進するのは健康な証拠

秋が深まるにつれて愛犬や愛猫の食欲がぐんぐん増進することが多いですが、これはごく自然なことなので安心してください。冬のために栄養を蓄えておかなければならないという「野生の本能」が正常に働いている証拠です。一昔前までのペットたちは冬に備えてきちんと身体づくりをしなければなりませんでした。近年のようにオールシーズン快適な生活空間で暮らせるペットはそれほど多くなかったからです。恵まれた環境で育ったペットでも、全く屋外に出ないという暮らし方は少なかったでしょう。人間が秋になると食欲増進するのは「食べ物が美味しい季節だから」ということも理由のひとつですが、ペットたちにとっては自分の命を守るための大切な本能なのです。

でも、人間と同じように快適な室内で暮らしている愛犬や愛猫にとっては、良くない影響が出る場合もあります。普段から痩せ気味の子や筋肉質の子であれば大きな問題はありませんが、太り気味の子にとっては大問題です。増進する食欲を抑えきれずに食べ過ぎてしまうと、みるみるうちに体重が増加してしまいます。現代のペットたちは肥満による疾患が発症しやすいので、体重を無理なく調整できるようにオーナーさんがサポートしてあげましょう。

ペットたちも冬支度開始!食欲増進対策&換毛期対策

抑え込むのは逆効果!ペットフードで調整しましょう

健康状態が良ければ、室内飼いのペットたちも秋になると本能に従って食欲が増進します。この時期に起きる食欲は「野生の本能」なので、無理に抑えるのはおすすめできません。でも、いつものフードを本能のままに食べさせていると肥満の原因になります。おすすめなのは、ペットフードを低カロリーなものに変える方法です。おやつの要求回数が増える子の場合は、おやつも低カロリーなものに変えて下さい。冬支度のために食欲が増しているのであれば、少しいつもと違うフードが混じっていても食べてくれることが多いようです。でも、全てのフードを一気に変えてしまうと体調を崩す可能性もあるので、いつものフードに少しずつ混ぜながら低カロリーフードの量を徐々に増やしていってください。愛犬や愛猫の年齢や体調によって体重管理用のフードは違います。かかりつけの動物病院で獣医師推奨の低カロリーフードを指導してもらうのが健康維持に効果的かつ安全な方法です。秋はウイルスが活発な時期でもあるので、健康診断も兼ねて受診してみてください。

育ち盛りの子犬や子猫の場合は、特にフードを切り替える必要はありません。初めての冬を迎えるペットにとっては、秋は身体づくりをするための大切な栄養補給時期です。健康状態に問題がなければ、栄養満点のフードをしっかり食べさせてあげてください。病気やシニア世代のペットたちは、冬に入る前に動物病院で検査を受けておくことを強くおすすめいたします。担当の獣医師に健康状態と食欲の変化などを伝え、その子に合った冬の迎え方について指導してもらいましょう。

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愛犬と愛猫の換毛期対策について

◆愛犬の換毛期対策

犬種によって生え変わる被毛の量が違いますが、11月は換毛が活発になります。冬の間に全くお散歩しない子でも、健康であれば季節の変わり目にはしっかり反応するのが正常です。夏用の被毛が抜けて冬用の温かい被毛がびっしり生えてきます。春の換毛期よりは抜け毛の量が少ないですが、大切なのは抜け毛よりも新しい被毛です。寒い季節を健康に乗り切るため、しっかり発毛を促してあげましょう。オーナーさんが愛犬にしてあげられる換毛対策で一番効果的なのは、こまめなブラッシングです。古い夏毛をしっかり除去し、新しい冬毛の発毛を促す効果があります。オーナーさんと愛犬のスキンシップタイムを増やすきっかけにもなりますので、お互いの絆を深めることもできます。春先と比べて被毛が少ないので、スリッカーではなく肌にやさしい豚毛ブラシなどを使いましょう。毛の流れに沿うようにやさしくブラッシングしてあげると愛犬も気持ちよさそうに身を任せてくれます。もし、何度も途中で逃げてしまうことが多いようなら、皮膚に異常があるのかもしれません。ブラッシングするときにチェックしてみてください。ブラッシングした後にシャンプーするのもおすすめです。除去しきれなかった抜け毛やフケなどをきれいに洗い流すことができます。ただし、毎回シャンプー剤を使う必要はありません。お湯で洗うだけで、ほとんどの汚れは流れ落ちます。病院で皮膚疾患用にすすめられているシャンプー剤以外は、2週間に1回までを限度としましょう。病犬やシニア犬の場合はもっと少ない回数の方が望ましいこともあります。例え「お湯洗い」だけであっても、体力が落ちている愛犬は獣医師と相談してから回数を決めてください。

◆愛猫の換毛期対策

猫も秋は換毛期に入ります。愛猫が身体を掻いただけで、ふわふわと抜け毛が舞うことも多くなりますよね。自分の身体をなめて毛づくろいする習性があるので愛猫に任せているというオーナーさんも多いようです。散らかった被毛やフケの掃除をすることも大切ですが、愛猫の換毛もオーナーさんの手でやさしくサポートしてあげましょう。抜け毛を効果的に促進させて冬毛の発毛を促すには、猫にもブラッシングが効果的です。換毛期に自分の毛を体内に貯め込みすぎると「毛球症」という病気を発症することもあります。最悪の場合は手術となりますので、その予防対策としてもブラッシングをおすすめいたします。

でも、犬と違って猫の場合はブラッシングを嫌がる子も少なくありません。手で身体をなでられるのは好きでも、無機質な物で触れられると不快感を覚えることがあるのです。愛猫の性格にもよりますが、子猫のときにブラッシングされていた子は成猫になっても喜んで身を任せることが多いようです。でも、成猫になってから慌ててブラッシングしようとしても、すぐには受け入れてもらえません。少しずつブラシというアイテムに慣らしていくことから始めましょう。

まずは、スキンシップや遊んであげるときなどに何気なくブラシが見えるようにします。このとき、被毛には当てず愛猫の様子を見てください。大好きなオーナーさんがいつもブラシを持っていると、少なからずそのアイテムに興味を持つはずです。目で追ったり肉球でじゃれたりするようになったら、少しずつ被毛に触れさせていきます。最初が肝心なので、毛の流れにそってやさしくなでるように当ててください。慣れないうちは、手でなでるくらいの弱い力加減で十分です。首や背中からやさしくブラッシングをして、愛猫が慣れてきたらお腹や尻尾まで進めていきます。頭から尻尾まで全身をブラッシングさせてくれるようになったら、愛猫が嫌がる前に止めるようにしましょう。強制的に行うとブラッシング嫌いに逆戻りしてしまうこともあるので、ブラッシングに慣れ始めた愛猫の場合はスキンシップの延長くらいの感覚で行ってください。また、猫は毛を逆なでされることを非常に嫌います。必ず毛の流れにそってやさしくブラッシングしてあげましょう。

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愛犬や愛猫にとって、11月は冬を迎えるための大切な準備期間です。この時期にきちんと身体の冬支度を整えられた子は冬を快適に過ごすことができるようになります。増進した食欲の調整とスムーズな換毛対策で、愛犬や愛猫をやさしくサポートしてあげましょう。

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