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犬が体感している世界をのぞいてみよう

◇犬が見ている世界の広さ

人間の視野は180度で、周囲の約半分を目で認識することが可能です。犬は人間よりずっと広い世界を見ています。犬の視野は240度以上。犬種によって差がありますが、人間の倍近くの広さを認識できることになります。こっそり後ろから近づこうとしたとき、愛犬にすぐ気付かれてしまったという経験はありませんか?隠れているつもりでも、愛犬からはしっかり見えてしまっていますよ。

◇近視の犬種が多い

犬は遠くのものをはっきり見るのが困難で、0.2~0.3ほどの視力しかないと推測されています。しかし、近年の研究では犬種によってかなり異なる視力を持っていることが分かったのです。グレーハウンドやボルゾイなど、視覚狩猟犬に分類されている犬種は近視ではありません。遠くのものまでしっかり捉えてピントを合わせる能力が高い傾向にあるそうです。でも、日本の家庭で暮らしている犬たちのほとんどは近視傾向が強いと推測されています。愛犬の目に映っているのは、近くのものだけハッキリ見えるぼんやり広い世界なのです。

◇犬が見ている世界の速さ

人間と比べて視力は低いですが、動体視力は優れています。遠方にある静止状態のものを見分けるのは困難でも、動くものであれば遠くても捉えることができます。見える速さは人間の4倍。私たちには早くて見えない物体でも犬には見えているのです。犬種によっては、1.5キロメートル先の動く物体を見分ける能力があるとされています。

広い屋外で愛犬と遊ぶときの様子を思い出してみてください。離れた場所から呼んでも反応がイマイチで、手を大きく振ったら気付いて走ってきたということはありませんでしたか?最初に反応しなかったのはオーナーさんを無視していたのではなく、止まっている状態では風景の中に溶け込んで見えなかっただけなのです。愛犬と広い場所でコミュニケーションをとるときは、身体を動かしながら声をかけてあげると喜んで反応してくれますよ。

猫が体感している世界をのぞいてみよう

◇猫が見ている世界の広さ

猫の全体視野は250度以上なので、人間よりはるかに広い世界を見ていることになります。体感的に例えると、正面を向いた状態でも斜め後ろくらいまで見えるほどの広さです。物の距離感を認識できる範囲も人間より広めなので、姿勢を変えなくても周りの動きを確認することができます。窓際でゆったり日向ぼっこしている愛猫の姿を見ると可愛くて抱きしめたくなりますが、近づく前にサッと逃げられてしまうことがありますよね。これは、自分に近づいてくるオーナーさんの姿が見えてしまっているからです。逃げるときは「今はひとりでゆっくり過ごしたいの」という気分なので、そっとしておいてあげましょう。

◇猫は極度の近視

猫は広い視野で周りを確認できますが、全てがはっきり見えているわけではありません。猫は極度の近視だからです。人間の視力が1.0だとすると、猫の視力は0.1~0.2ほど。すぐ近くのもの意外はぼやけて見えます。猫の目に映っているのは、ぼんやり広くて目の前だけがはっきりしている世界です。

◇猫が見ている世界の速さ

猫は動体視力に優れた凄腕のハンターです。素早い動きを捉える能力に長けており、1秒間に数ミリ動いた獲物でも素早く見つけて捕らえることができます。でも、ゆっくり動くものは止まったように見えてしまうそうです。何かを見つけると音をたてずに忍び寄っていき、動いた瞬間に捕まえる習性があるのも納得ですよね。人間が普通に見ているTVや動画などは、静止に近い超スロー画像に見えているという説もあります。

また、人間が気にならない速さの光は猫にとって迷惑な存在になります。例えば、古くなった蛍光灯。オーナーさんが「チカチカする」程度に感じる光でも、愛猫にとっては「ゆっくり点滅を繰り返す嫌な光」なのです。夜だけ愛猫が避ける部屋があったら電球や蛍光灯を調べてみましょう。そろそろ買い替えどきかもしれません。

ペットが見ている世界を理解してあげよう

ペットは、私たち人間とは異なる広さと速さを見ながら生きています。毎日一緒に暮らしていると、人間と同じように接してしまうことが多くなりますよね。これからは、愛犬や愛猫の目に映る世界の「広さと速さ」を想像してみてください。その世界を理解することで、今よりもっとスムーズにコミュニケーションを取ることができるようになります。

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