ワンちゃんには、留守番の時などひとりで遊ぶおもちゃと、人間と一緒に遊ぶおもちゃを用意してあげましょう。
・ひとり遊び用のおもちゃ
フードやおやつを入れられるコングは、留守番中も愛犬を退屈させないおもちゃです。サークルやケージに入っているときに与えるのにも便利。
前脚や鼻でつついて転がすと、おやつが出てくる知育玩具も夢中になって遊びます。一気にご飯を食べてしまう愛犬におすすめ。またワンちゃんは噛んでストレスを発散するので、噛むおもちゃもいいですね。
・飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ
「取ってこい遊び」に犬用ボールやフリスビーは定番です。ひっぱりっこができるボアトイ(ぬいぐるみ)ロープも一緒に遊ぶときは欠かせません。
愛猫には狩猟本能が満たされるおもちゃを選びます。
・ひとり遊び用のおもちゃ
抱きかかえ、後ろ足でキックして遊ぶけりぐるみ、ネコちゃんがくぐれるトンネルおもちゃもおすすめです。キャットタワーもおもちゃとして考えてもいいですね。
・飼い主さんと一緒に遊ぶおもちゃ
猫じゃらし、シャカシャカと音がするおもちゃなどを用意してあげましょう。レーザーポインターに夢中になるネコちゃんもいます。
おもちゃならどんなものでもいいというわけではありません。愛犬・愛猫に合った安全なものを選びます。
・ペット用を選ぶ
ワンちゃんやネコちゃん用に作られた安全なおもちゃを与えましょう。人間が遊ぶピンポン玉やゴルフボールは、ワンちゃんの喉や消化器に詰まる危険があります。人間の子供用おもちゃは、細かいパーツがついているものが多いので危険です。ぬいぐるみもペット用を選びましょう。
また糸や毛糸で遊ぶネコちゃんの姿は愛らしいですが、飲み込むと腸内で大変危険です。遊ばないように気を付けてあげましょう。
・体の大きさに合ったものを選ぶ
体の大きさに対して、小さすぎるおもちゃは誤飲の可能性が高くなり危険です。必ず体の大きさにあったものを選んであげましょう。特に咥えて遊ぶコングは体の大きさに合わせたサイズがあるので、合ったものを与えてください。
・年齢に合ったものを選ぶ
子猫や子犬は、歯の生え変わり時期に歯茎がムズムズしていろいろなものを噛みたがります。噛むおもちゃを与え、人の手を噛まないように教えてあげましょう。大人になった活動的でワンちゃんやネコちゃんは、ボールや猫じゃらしでしっかり運動させましょう。
高齢ワンちゃんには、知育玩具で脳を刺激するのがおすすめ。高齢ネコちゃんにも、転がすとフードが出てくるおもちゃなどでゆっくり遊ばせてあげましょう。隠れ家になるトンネルなどもいいですね。
・壊れにくいものを選ぶ
飾りやかけら、部品を飲み込んでしまう恐れがあります。作りのしっかりしたおもちゃを店頭でよく確認して購入しましょう。ネットショップで買った場合は、危険はないか確認してから与えてください。
・出しっぱなしにしない
おもちゃは遊び終わったら必ず片付けてメリハリをつけます。特にワンちゃんと一緒に遊ぶときは、「おしまい」と声をかけて飼い主さんが最後取り上げて片付けるようにします。またひとり遊びに使ったおもちゃも、そのままにしないで片付けるようにしましょう。
ネコちゃんは、猫じゃらしのひもや羽飾りなどを飲み込んでしまうかもしれません。勝手に取り出せない場所にしまってください。
・清潔を保って
洗えるおもちゃは定期的に洗って、清潔を保ちましょう。よだれがついたままでは雑菌が繁殖して不潔です。特にコングなどフードやおやつを入れるおもちゃは、きれいに洗って乾かしてから使ってください。ペット専用の洗剤を使うか、重曹でもきれいになります。洗剤分はしっかり洗い落としてください。
ひっぱりっこに使うロープは、結び目やほぐれかけた部分の汚れが落ちにくいため注意してください。何本か用意して、汚れたら新しいものに交換するのもいいですね。
・壊れかけは処分して!
「ボールが破れそうだけど気に入っている」「ロープがほどけているけれどまだ遊べる」という状態は危険です。もったいないけれど処分しましょう。汚れが落ちないおもちゃも不潔なので、処分してください。
・ローテーションして飽きさせない!
ワンちゃんやネコちゃんは、同じおもちゃばかりだと飽きてしまいます。おもちゃは複数用意して、定期的にローテーションで遊ぶようにしましょう。もう少しこのおもちゃで遊びたいな…と思っているくらいで取り換えるほうが飽きずに長く遊べます。
愛犬・愛猫とおもちゃで遊ぶことは、噛みたい気持ちを解消したり、ストレス発散するのに必要です。また飼い主さんとのコミュニケーションを取るためにも欠かせません。1日に5分でも10分でも、おもちゃを使って一緒に遊んであげましょう。