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ペットのフード選び。アレルギー性疾患がある時はどう選ぶ?

獣医師
齋藤厚子
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食事管理で治療が必要なアレルギー性疾患

特定の食物に対して体の免疫反応が過剰に働き、皮膚症状や消化器症状が現れる場合を食物アレルギーといい、症状としては以下のようなものが見られます。

皮膚症状
・季節に関連性のない皮膚の痒み
・皮膚の赤み、湿疹、苔癬化
・脱毛
・皮膚の掻把痕(掻き傷)
・色素沈着

消化器症状
・慢性的な嘔吐(食後1時間以内)
・慢性的な下痢
・排便回数が多い

食物アレルギーの中には、食物が原因であると診断がついていない場合も多く、痒みのある慢性的な皮膚病や、慢性外耳炎、慢性腸炎などとして長期間消炎剤などの内服薬で治療を受けている場合も散見されます。

食物アレルギーは比較的若齢(皮膚症状は1歳未満、消化器症状は3歳未満)から発症することが多く、皮膚症状は主に顔や四肢端、肛門周囲や背中にみられます。また、排便回数が多く1日3回以上であることが多いのも特徴で、花粉やノミ・ダニなど環境アレルゲンに反応するアトピー性皮膚炎との最も大きな違いは、季節性がないということです。最もわかりやすいパターンとしては、特定のおやつを与えた時にだけ皮膚の痒みや消化器症状が現れる場合です。
しかし、中にはアトピー性皮膚炎と合併して複雑化している場合もあり、診断までに時間がかかることもあります。

症状から食物アレルギーが強く疑われる場合には、一度アレルギー検査を受けることをお勧めします。しかし、アレルギー検査の結果は解釈が難しく、反応ありと出たものが必ずしもアレルギーの原因となっていないこともあるため、あくまでも治療をする上での参考という位置づけでとらえておきましょう。

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除去食試験を行う

症状から食物アレルギーが疑われ、アレルギー検査で特定の食物に強い反応が認められた場合、次の段階として「除去食試験」をいうものを行います。名前に「試験」という言葉がついていますが、診断的でもあり治療の一環でもあるため、「除去食療法」とも呼ばれます。

除去食試験は、アレルギー検査やそれまでの食事歴を元にアレルゲンとして可能性の高い食物を含まない食事を与え、症状の改善が見られるかどうかを長期間観察する方法です。通常は2カ月ほど継続し、その効果を判定します。

注意しなければならないのは、除去食試験中はおやつなどは一切与えないということです。
除去食に含まれる食材のみでその反応を見ることが大切ですので、ご褒美をあげたいという場合も、与えている除去食の一部をおやつ分として取り分けておき、それを与えるようにします。
診断・治療を成功させるためには、家族全員にそのことを周知しておき、協力してもらうことが必要です。

除去食にはどんなフードを選ぶといいの?

除去食に使用されるフードは多数のメーカーから様々な商品が販売されています。蛋白源として単一の食材だけを用いたフードや新奇蛋白食、植物性蛋白を主原料としたフード、加水分解蛋白食、アミノ酸フードなどです。

犬猫の食物アレルギーのアレルゲンとして多いのは、肉類(牛、鶏、ラム)、卵、穀類(小麦、大豆、トウモロコシ)、乳製品などです。国内で一般的に販売されている総合栄養食の主原料には、多くがこれらのうちいずれかを使用しています。

それらを使用していないフードとして、例えば蛋白源にカンガルーやアヒル、七面鳥、タラ、ナマズなどを使用した新奇蛋白食が販売されています。新奇蛋白食とは、通常の総合栄養食にはあまり使用されない食材を蛋白源として使用した食事です。多くはそれまでに体に摂取したことがない食材が蛋白源として使用されており、これらの食材はアレルゲンになりにくいとされています。

また、加水分解蛋白食やアミノ酸フードは、アレルゲンとなりやすい高分子の蛋白質を、あらかじめアレルギーが起こりにくい低分子の状態に分解してあるフードです。複数の食材にアレルギーを起こしてしまう場合、食事選びに苦慮することがありますが、加水分解食やアミノ酸フードであれば割と選択肢が広がります。

除去食試験で症状の改善が認められたら、治療としてその食事を継続して与えることになりますが、以前与えていた食事やご褒美のおやつに対する反応を見る「負荷試験」を行うこともあります。
これは一品目ずつ以前の食事やおやつを与えてみることで、痒みが再発するかどうかを見る検査です。痒みが出ない食品に関してはアレルゲンから除外することができ、逆に再発が見られる場合にはその食材に対する食物アレルギーであることが診断できます。

除去食試験の進め方や使用するフードの選択は、基本的に獣医師の指導の下で行います。
フードを変更してすぐに症状の改善が見られるわけではないため、初期の炎症症状が強く出ている段階では、抗ヒスタミン剤やステロイドなどを併用することが多く、それをいつやめるか、治療の効果判定などは慎重に行う必要があります。

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再発することもある

除去食試験でアレルギー症状を起こさない食事が決まっても、長期間食べているうちに再び痒みや消化器症状が現れることがあります。

その場合は他の疾患の可能性も除外しつつ、再びアレルギー検査を行い、新たなアレルギー反応が現れた可能性がある場合には食事変更を余儀なくされることもあります。
食事変更の際には、上記の様な除去食試験を繰り返します。 

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終わりに

アレルギー疾患の治療は長期にわたることが多く、その治療にはステロイド剤や免疫抑制剤などの強いお薬が使用されることも少なくありません。
しかし食物アレルギーの場合は、その原因(アレルゲン)さえしっかり把握できれば食事管理によって投薬が必要なくなることもあり、良好に管理できることが多い疾患です。

診断までには長期間を要することが多くなりますが、正確な診断と正しい食事管理でできるだけペットの体に負担の少ない治療を行ってあげましょう。

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