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食事管理で肝臓を守ろう!肝疾患時のフード選びのポイント。

獣医師
齋藤厚子
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肝臓のケアには低タンパク質が良い?重要なのはタンパクの「質」!

肝臓のケアをするためには、肝臓の負担を軽減し休ませることが必要です。
そのためには、食事の中のタンパク質、脂質、炭水化物や、薬物の摂取等を減らすことで代謝にかかる負担をできるだけ抑えることが重要です。

特に重度の肝障害から肝機能不全に陥っている動物では、肝臓でタンパク質を代謝した際に生成されるアンモニアを解毒できなくなり、血中のアンモニア濃度が上昇することによって神経症状を起こす「肝性脳症」という状態になることがあります。
そのような重度の肝障害の場合には、アンモニアの元になるタンパクを制限した低タンパク食が推奨されます。

しかしタンパク質は体の健康を維持するためにも、肝臓が再生するためにも必要な栄養素ですので、タンパクを制限しすぎることはかえって良くありません。
タンパク摂取の制限は、高アンモニア血症から肝性脳症を発症した時だけに限定されます。

肝臓病の際には、高消化性の良質なタンパク質やアミノ酸を適度な量含んだフードで、必要量のタンパク質を補給するのが良いと考えられています。
中でも植物性のタンパクは動物性のタンパクに比べ肝臓が処理しやすいため、蛋白源として大豆などの植物性のタンパクを使用しているものがおススメです。

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脂質代謝をサポート

肝臓は脂質を代謝するためにも働きます。

脂質はエネルギー源としてもある程度は必要ですが、摂りすぎると肝臓の代謝に負担をかけ、また肝細胞に脂肪を蓄積してしまうことがあり、脂肪肝などから肝臓の状態を悪化させてしまいます。
高脂肪食は肝臓に負担をかけるため、脂質の量は適度に調整された食事を選びましょう。

また、脂質の正常な代謝をサポートするLカルニチン、オメガ3脂肪酸(DHA、EPA)などを含むフードは、肝臓にかかる負担を軽減してくれるためおススメです。

食事管理はバッチリでも、おやつにジャーキーが大好き、ということはないでしょうか?
ビーフジャーキーのような脂質の多いおやつを与えていると、いくら食事に気を付けていても結局は肝臓に負担をかけてしまいます。

口から体に入るものは全て消化管で消化・吸収され、最終的には肝臓で代謝を受けます。
おやつとして与えるものも食事の一部と考え、与える量や質に配慮しましょう。

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銅の含有量を制限する

銅は体の健康維持に必要な必須微量元素の一つですが、過剰摂取や組織への沈着が起こると組織に障害を起こすことがあります。

食事中に含まれる銅は、小腸から吸収され、ヘモグロビンの生成や免疫細胞のエネルギー代謝などに必要な補酵素として働き、肝臓から分泌される胆汁に乗って排泄されます。

肝臓病の中には、銅が肝細胞に沈着することによっておこる病気があり、特にベドリントンテリアやラブラドールレトリバー、ダルメシアンなどは先天的な銅の代謝異常などによって起こる銅蓄積性肝炎や銅関連性慢性肝炎の好発犬種として知られています。
銅を過剰に摂取したり、肝機能が低下して胆汁の分泌・排泄が落ちた状態になっていると肝細胞に銅が沈着されやすくなり、肝障害はさらに進行してしまいます。
そのため、摂取する銅が過剰にならないように、ある程度制限されたフードが理想的です。

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フードの袋の大きさを見直そう

ペットフードには1kg未満の小袋包装の物から5kg、中には10kgの大袋タイプまで様々なサイズが展開されており、同じ商品であれば大袋タイプの方がお得な価格設定になっていることが多いですね。

しかし、安いからと言って大きい袋を購入するのは間違いです。
ペットフードは開封した瞬間から酸化が始まります。
実はこの酸化したフードが、肝臓に大きく負担をかけてしまうのです。

原因不明の肝酵素の上昇が見られたワンちゃんに食事の聞き取りをしたところ、大袋のフードを数カ月かけて食べきるということから、小袋包装の新鮮なフードに切り替えたところ、なかなか下がらなかった肝酵素がすんなりと下がる、ということもあります。
また、湿気の多い時期では大袋のフードにカビが発生してしまうこともあるのが怖いところです。

大型犬を2~3頭飼っているという場合は大きい袋でないとなかなか食事の消費量に追いつきませんが、小型犬や超小型犬では1回の食事量が少ないために大きな袋では食べきるまでに時間がかかり、食事の酸化を招いてしまいます。

開けたての新鮮なフードは風味も良く、ペットの満足度も高くなります。
ペットの体格や飼育頭数に対する消費量を考え、開封から1か月以内に食べきれるサイズのものを選びましょう。

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肝臓のケアに役立つ成分

肝臓のケアに役立つ成分をいくつかご紹介します。

・BCAA
BCAAとは、分岐鎖アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。
アミノ酸にはたくさんの種類がありますが、その中でも生体内で合成できないバリン、ロイシン、イソロイシンは食事から補給する必要がある必須アミノ酸です。

アミノ酸は生体内でタンパク質を合成するために使われますが、数種類あるアミノ酸のバランスが悪いと、最も低いアミノ酸のレベルでしかタンパク質を合成できません。

体内で合成できないアミノ酸を外から補給してあげることでアミノ酸全体のバランスを良くし、タンパク合成の底上げをすることができ、肝臓の機能を補助しつつ肝臓の再生に必要なタンパク質も合成できます。
また、タンパク質は体の筋肉や肝臓の再生だけでなく、炎症が起こった際に働く免疫細胞なども作ります。

タンパク合成を補助することは、肝臓だけでなく、健康的な体や免疫力を維持することにも役立ちます。


・亜鉛
亜鉛はタンパク質を代謝した際に作られる有毒物質であるアンモニアを代謝・解毒する際に補酵素として働く重要な成分です。
亜鉛を補給することで肝臓の機能をサポートし、アンモニアを速やかに解毒することができます。

また、亜鉛は肝炎の原因にもなる銅の体内への取り込みを阻害する作用も持つため、銅関連性の肝炎などの好発品種では、銅の細胞への沈着を予防するためにも摂取しておきたい成分です。

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終わりに

肝臓は非常に我慢強い臓器ですが、その分限界が来た時のケアは難しいことも多く、特に銅が沈着して起こる肝障害などは取り返しがつかないことがあります。

なかなか症状としてサインを出してくれない臓器だからこそ、定期的に健康診断を受け、肝酵素の上昇が見られた時にはもう少し詳しい検査をしてもらい、どんなケアが必要なのかを早い段階で検討できるようにしましょう。

また日々与えているフードも時々見直し、今の年齢や健康状態に食事内容が合っているかどうかを気にする習慣を付けましょう。

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