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愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
愛猫と眠るのは良い?就寝時のポイント

猫と眠るのは良い?

結論から言えば、愛猫が飼い主さんと寝たがり一緒にくっついて添い寝してくる場合には、猫との眠るのは問題ありません。

愛猫が自ら布団に入ってくるのに、拒む理由はない!と感じる飼い主さんがほとんどでしょう。
また、猫は暗くて狭いスペースが大好きです。
就寝時な条件は猫も精神的に落ち着きやすくなります。

しかし、愛猫と眠ること自体問題はありませんが多少のリスク、メリット・デメリットがあります。

飼い主さんや愛猫の健康状態などを考慮して、一緒に眠るのか決めることが大切です。
また猫は薄明薄暮性動物であり、明け方に活発に活動します。

つまり朝の4時ぐらいに活発にバタバタ活動を開始する子もいるため、寝室で一緒に寝ている飼い主さんは早起きを余儀なくされる可能性があります。

猫と一緒に就寝するメリット

愛猫との眠りは1日の疲れを癒す快適なひとときです。
双方にとっても、癒しの時間となり最大のコミュニケーションにもなります。

猫と一緒に就寝する最大のメリットは、この精神的に安定するという点です。
猫が飼い主さんと寝たいと身を寄せてくるということは、信頼関係がきちんとできている証拠でもあります。

リラック効果があり、コミュケーションも取れるため絆をより深めることができます。

また、近くで一緒に眠ることで愛猫のちょっとした異常にもきづきやすくなります。
日常的に健康チェックをすることができるため、健康チェックを習慣化することができます。

愛猫と眠るメリットは、災害などの緊急時にすぐに連れて行くことができるということです。
一番無防備になる時間帯ですが近くで寝ていることにより地震や火事などの際にすぐに連れ出すことができます。

地震などによりパニックになってしまい、迷子になってしまう危険もあります。
一緒の部屋にいれば愛猫を捕まえやすく、すぐにケージに入れることもできるため対応しやすくなります。

猫と一緒に就寝するデメリット

猫と一緒に就寝するメリットについて紹介紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。
一番心配なことは衛生面になります。
猫は気に入った場所にマーキングすることもあるため、寝具に用を足してしまう可能性があります。

さらには、ノミやダニが身体についていると飼い主さんを刺したり、布団に移ってしまう危険があります。
こまめにシングを選択する必要があり、ベッドなどなかなか洗えない寝具の場合には汚れがひどくなる可能性があります。

また、寝室で愛猫が夜も活発に活動する可能性もあります。
飼い主さんが、猫の活動音により熟睡できないという問題があることもあります。

猫と眠ることは、癒し効果があることですが、衛生面や感染症のリスクが多少あることも知っておく必要があります。

猫から人に感染する人畜共通感染症(ズーノーシス)は50種類ほどあると言われており、一緒に眠ることで感染症にかかる可能性もあります。

さらに、注意したいのは寝ている時に、寝返りなどで猫の体を踏んで怪我をさせてしまう可能性です。
猫は素早い生き物ですので、飼い主さんが寝返りをした際に避けてくれますが、猫自身も熟睡しているとそのまま潰されてしまう危険があります。

脚や身体を痛めてしまうと、可哀想ですよね。
無防備になりやすい就寝時は特に愛猫の安全に考慮することが難しくなるため、寝る前に安全対策の工夫をする必要があります。

無理やり一緒に眠るのはNG

愛猫と眠る時間は至福の時間であり、最大の癒しの時間ですよね。
しかし、愛猫が嫌がっているのに無理やり布団に連れて行き、眠ることは避けましょう。

信頼関係にヒビが入り飼い主さんに対して、不信感を抱く原因になります。
一緒にに眠るのは、猫ちゃんの主体で決定するようにしましょう。

寝室に行くのがトラウマになり、寄り付かなくなってしまう可能性もあります。
寝室は完全な人のスペースにしたいと考えている飼い主さんは、良いかもしれませんが猫ちゃんが嫌がる形で部屋を分けるのではなく、愛猫が入れないようにするなど工夫により、居住区空間を分けるようにするのが良いでしょう。

特に寝室には、寝具やスキンケア用品など猫ちゃんに触って欲しくないアイテムを置いてあることも多いです。
猫ちゃんとどこまで居住スペースを一緒にするのかは、飼い主さんがお迎えしたときにあらかじめ決めておくようにしましょう。

まとめ

猫と一緒に就寝するポイントやメリット、デメリットについて紹介しました。
大切な家族とのひとときは癒しの時間であり、猫にとっても大切な時間になります。

ノミやダニ、感染症のリスクも考慮して猫ちゃんと眠る時にはシーツをこまめに洗うなど衛生面に注意しましょう。
癒しの時間を一緒に快適にお過ごしください。

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