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愛玩動物飼養管理士
國澤莉沙
猫とお風呂に入るのはOK?お風呂好きな猫は

そもそも猫にお風呂は必要?

猫の被毛を清潔に保つためにお風呂に入れてあげたい!と考える飼い主さんもいるでしょう。
しかし、猫にお風呂は基本的には必要ありません。

猫は自分の被毛についた汚れを、毛づくろいにより清潔に保つことができるため、わざわざお風呂に入れる必要はありません。

皮膚炎などの疾患があり、薬浴が必要な時やひどく被毛が汚れてしまい、毛づくろいだけでは汚れが取れなそうな時には、猫用シャンプーを使用して、お風呂に入れてあげることを検討します。

お風呂に入れてあげると言っても、家猫はほとんどの場合、水が苦手であり泳げません。
湯船に人間のように浸かることはできませんので、優しくかけ湯をして、シャンプーで汚れを落としましょう。

愛猫がお風呂に来る心理は?

よく飼い主さんがお風呂に入っていると、お風呂場に愛猫がくるという話を耳にします。
愛猫がお風呂についてくるのには、さまざまな理由がありますが、一緒にお風呂に入りたいわけでなく、飼い主さんの様子が気になるというのが、1番大きいでしょう。

猫は基本的に水に濡れることが苦手であり、ストレスです。
水で濡れるのになぜ来るのだろう?ときになるかもしれません。

飼い主さんがお風呂に入っている時に、愛猫がくるのは、パトロールの可能性もあります。
自分のテリトリーで水音がするので、好奇心があり様子を見にきたということがあります。

さらには、お風呂の暖かい空間が気持ちよくお湯を飲むのを好む子もいます。

よく、浴槽のお湯を飲みたがる猫も見かけますが衛生的に問題もありますので、猫がお湯を欲しがる場合には、ぬるま湯を猫用の食器に用意してあげましょう。

そして、愛猫がお風呂についてくる理由として、最も考えられることは飼い主さんにかまってほしい、甘えたいという気持ちがあります。

飼い主さんが部屋から出てってしまい、不安に思い跡を追いかけてくる猫もいます。
愛猫が不安にならないように、ドアの前などで声かけをしてあげるのも良いでしょう。

飼い主さんの入浴中にお風呂場に愛猫を入れる場合には、猫が湯船に落ちないように充分に気をつける必要があります。

さらには、愛猫の身体にひと用のシャンプーや石鹸が付着しないように注意が必要です。
飼い主さんが湯船に浸かる時以外は外に出てもらう方が安全です。

猫をシャンプーするには?

基本的には猫は毛づくろいにより、体を清潔に保てるのでシャンプーはいらないと紹介しましたが、汚れが気になるどうしても毛づくろいでは落ちないという時には飼い主さんがシャンプーしてあげるのが良いでしょう。

必ずシャンプーは猫専用のものを使うようにします。
また、お尻だけ汚れている、足が気になるということであれば部分シャンプーにして、必ずしも全体的に洗う必要はありません。

猫は水が苦手な子も多くいきなり体を濡らすとパニックになることもあります。

ゆっくりとかけ湯をして、猫の様子を見ながら手早くシャンプーしていきましょう。
顔からお湯をかけるとびっくりして暴れてしまいます。

お尻の方からゆっくりとかけ湯をします。
シャンプーの頻度ですが、薬浴とかでない限りは半年に一回ほどにするのが、ベターです。

シャンプーを繰り返すことにより、皮膚の免疫力が低下してしまい、かえって皮膚病中なりやすくなる可能性もあります。

薬浴の場合には、獣医さんの指示に従って正しくちりょうのために薬浴を実行してくださいね。

全体をしっかり洗ったらタオルドライを入念に行います。
水がついたままでは、皮膚炎の原因にもなりますので十分に水気を拭き取ることが大切です。

タオルドライがしっかりとできたならばドライヤーで乾かします。
ドライヤーの音と風にストレスを感じて暴れる子もいるので、顔付近に熱風が行かないように注意しながらドライヤーをしてください。

猫のシャンプーで重要なことは優しく実行することです。
シャンプーのやり方を間違うと飼い主さんとの絆が崩壊する原因にもなるため、愛猫の様子を見ながらできるだけ手早く行います。

暴れて爪を立てられると、飼い主さんも怪我をしてしまう危険もありますので、シャンプーする前には爪切りと毛玉などがないようにブラッシングしておきましょう。

どうしてもシャンプーを嫌がる、無理そうということであれば、スプレー式のドライシャンプーやシャンプータオルなどを活用も検討しましょう。

長毛種の猫であれば、定期的にブラッシングすることで、シャンプーしなくても被毛を清潔に保つことができます。
愛猫の様子を見ながら取り入れてくださいね。

まとめ

猫にお風呂は必要か、飼い主さんのお風呂についてくる心理などについて紹介しました。
猫は飼い主さんにかまってほしくて思わぬところについてくる姿も微笑ましいですね。

コミュニケーションの参考にしてください。

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