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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

トイプードルの特徴について

不動の人気ナンバー1の犬種です。

トイプードルは不動の人気犬種と言えます。登録頭数、人気投票などで常に1位を獲得しています。

プードルはサイズによって、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4種類に分けられますが、およそ9割がトイプードルです。

体高は23~28cm、理想体高は25cmとされています。体重は3㎏前後になります。
頭の形はほどよく丸みを帯び、目はくりっとしたアーモンド形です。マズルは長くまっすぐ伸び、耳は長く大きく、首に向かって垂れています。被毛はシングルコートで硬く、ほどよくカールしています。しっぽは根本が太くしっかりしていて、つけ根の位置が高く直立しています。先端部分に毛を残し根本部分だけを刈りこむボンボンのようなトリミングをすることがあります。四肢は細くて真っ直ぐに伸びています。

トイプードルの性格について

非常に賢い犬種です。

性格面で最も特徴的なものと言えるのは、全犬種の中でもトップクラスの賢さでしょう。

利口で物覚えがよく、飼い主の言うことをよく聞いてくれます。訓練性能も非常に高いので、アジリティなどのドッグスポーツにも向いていると言えます。感覚が鋭い、興奮しやすい、などの一面もありますが、そういった性格に注意すれば比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。

ただし、非常に賢い分、飼い主の指示が一貫していない、甘やかしている、などの場合は反抗的になってしまうこともあります。気に入らないことがあると咬むようになってしまいますと、自宅での被毛のケアや病気になった時の投薬が出来なくなってしまいますので注意が必要です。

トイプードルの飼い方(日常の世話)について

被毛のケアが必要です。

家庭で飼う場合、トイプードルの被毛は伸び続けますのでケアが必要です。日々のブラッシングなどのお手入れや、1~2か月に1回程度のトリミングをおこないます。トイプードルには多くのカットスタイルがあるため、季節や気分に合わせて楽しむのも良いかと思います。被毛のケアに手間はかかってしまいますが、抜け毛が非常に少ないため、アレルギー体質の方でも比較的飼いやすいと言えます。

トイプードルの歴史・起源について

起源は水鳥を回収する犬と言われています。

諸説ありますが、ドイツの水猟犬がフランスに持ち込まれ、改良を重ねて現在の姿になったと考えられています。

現在のプードルは愛玩犬のイメージが強い犬種ですが、元々は狩りで水鳥を回収する犬でした。始めは泳ぎやすくするために被毛をカットしていましたが、体温低下を防ぐために胸や関節の部分に毛を残すスタイルとなりました。その姿が貴族の目に留まり、貴族の愛玩犬として人気が出たことで小型化が進められ、18世紀頃にトイプードルが誕生しました。

トイプードルの気を付けたい病気について

膝などの関節にトラブルよく見られます。

スタンダードプードルから小型したため、どうしても体に無理が生じてしまうことがあります。特に多いのが膝の関節のトラブルで、膝蓋骨内方脱臼がよく見られます。体重を増やさない、滑りやすいフローリングなどで生活させない、などの対策が必要です。

他には、外耳炎などの耳の疾患、結膜炎などの眼の疾患、アレルギー性皮膚炎などの皮膚の疾患が多く見られます。被毛のケアが予防につながる場合もありますので、家でのブラッシングや定期的なトリミングは欠かさないようにしましょう。

・膝蓋骨内方脱臼
膝のお皿である膝蓋骨が正しい位置からずれてしまう疾患です。パテラと呼ばれることがあります。後肢を挙上する、触ると嫌がる、後肢を引きずって歩くなどの症状が見られます。

・外耳炎
耳の入り口から鼓膜までを外耳と言い、外耳の炎症を外耳炎といいます。犬がよくかかる病気のうちの一つです。外耳炎の犬は耳が痒いため、耳をよく掻く、頭を大きく振る、頭を傾け続ける、などの症状が見られます。マラセチア性外耳炎、細菌性外耳炎、アレルギー性外耳炎、ミミヒゼンダニ症などがあります。

・アレルギー性皮膚炎
アレルギーの原因物質(アレルゲン)に反応して発症する皮膚炎で、強い痒みを引き起こします。犬のQOLを著しく下げるため、早期の治療が必要です。アレルゲンの種類や発症機序などにより、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ノミアレルギー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎の4種類に大別されます。

トイプードルの価格相場について

40万円前後になります。

コロナの関係でここ2年ほどで犬の価格が上がっています。

トイプードルは大体40万円前後になりますが、血統やサイズなどによって100万円を超えることもあります。

獣医師から見たトイプードルを飼う際のアドバイス

先天的な疾患、頭の良さに注意しましょう。

前述の通り、トイプードルの多くは膝関節に問題を抱えている場合があります。ジャンプなどの膝に負担のかかる動きはさせないようにしましょう。フローリングなどの滑りやすい床で踏ん張ったり急激な動きをすると膝に大きな負担がかかります。フローリングにはマットや絨毯などを敷いて滑らないように環境を整えましょう。

非常に賢いため、飼い主との駆け引きが上手です。飼い主の顔色をうかがいながら要求吠えをしたり、おやつなどのドッグフード以外の食べ物をねだってきます。トイプードルの要求に応えてしまうと、わがままになってしまったり、偏食になってしまうことがあります。持病によって療法食などが必要になった時に食べてくれないと持病の維持が難しくなることがあります。ドッグフードを食べずおやつばかりになってしまいますと、栄養が偏って消化器疾患に罹ってしまったり、肥満になってしまう可能性があります。

トイプードルの飼育チャートについて

トータル的には飼いやすい犬種と言って良いかと思います。

頭が良いため、しつけしやすい部分もあればしつけしにくい部分もあります。

抜け毛が少ないのはトイプードルの良いところかと思います。

初心者  9 初心者でも非常に飼いやすい
しつけ  8 しつけはかなり簡単
お手入れ  4 お手入れのし易さは普通程度
気性  8 気性はかなり穏やか
多頭飼育  8 多頭飼育はややし易い
散歩  5 必要な散歩量は普通程度(30分~1時間程度)
病気  5 病気への強さは普通程度
抜け毛  10 抜け毛は非常に少ない
吠え方  5 吠え方は普通程度
におい  8 あまり臭いがない
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