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犬の前立腺肥大症

執筆獣医師:若林薫先生
[記事公開日] 2021-05-20 [最終更新日] 2021-05-20
[ 目次 ]

犬の前立腺肥大症とは

男性ホルモンによる前立腺の肥大です。

前立腺肥大症は老齢犬に多く発生する前立腺の過形成です。腫瘍性疾患である前立腺腫瘍、感染性疾患である前立腺炎とは区別されます。

犬の前立腺肥大症の症状とは

乏尿や血尿、便秘、しぶりなどがみられます。

前立腺は骨盤内で尿道を包みこむように位置し、上部には大腸があります。前立腺が過形成により拡大することで、尿道や大腸の圧迫がおき乏尿や血尿、便秘、しぶりなどの症状がみられます。

尿道閉塞による腎不全

前立腺肥大症において腫瘍の拡大によって尿道が閉塞してしまうと、尿が排出されないことによる膀胱破裂や、腎不全を引き起こす可能性があります。前立腺肥大症に比べ、これらの続発性の疾患は緊急性が高く、命に関わる重篤な症状を引き起こします。

嘔吐、流涎、下痢などの消化器症状、痙攣、意識レベルの低下などの神経症状、激しい腹痛などの症状がみられます。

犬の前立腺肥大症の原因とは

男性ホルモンが原因になります。

精巣から分泌される男性ホルモンにより前立腺の肥大が引き起こされます。

犬の前立腺肥大症の好発品種について

好発する品種について

好発犬種の詳細です。

未去勢の高齢犬で多くみられる疾患です。

犬の前立腺肥大症の予防方法について

去勢をおこないます。

前立腺肥大症では去勢をおこなうことで発症リスクを下げることができます。ただし去勢をおこなうことで繁殖能を失ってしまうため、かかりつけの獣医師や家族とよく相談し、納得の上、手術をおこなうことをお勧めします。

犬の前立腺肥大症の治療方法について

去勢、内科的治療をおこないます。

前立腺肥大では去勢をおこなうことで前立腺の過形成が収まります。高齢や持病により麻酔リスクが高い場合、抗ホルモン剤を使用した内科的治療をおこなうこともできますが副作用が起きる可能性があります。

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