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Youtube 病気辞典
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監修: 葛野 宗 獣医師
[記事公開日]  [最終更新日]
[ 目次 ]

犬の殺鼠剤中毒とは

殺鼠剤の誤食による止血異常です。

殺鼠剤に含まれるクマリン系の成分であるワルファリンによる中毒です。

犬の殺鼠剤中毒の症状とは

止血異常がみられます。

皮膚の紫斑や出血が止まらない、血を吐くなどの症状がみられます。神経症状や歩行の異常がみられることもあります。これらの症状は殺鼠剤の誤食から3日程度後にみられる特徴があります。一方、動物病院でおこなえる血液検査ではより早く異常を発見できるため、誤食の可能性がある場合はいち早く動物病院を受診するようにしてください。

犬の殺鼠剤中毒の原因とは

ビタミンKの阻害が原因です。

ワルファリンはビタミンKを阻害する作用があります。ビタミンKは血液の凝固に必須である血液凝固因子の生成に不可欠であり、阻害されることで血液凝固因子が欠乏し症状が引き起こされます。

犬の殺鼠剤中毒の好発品種について

全犬種で好発します。

どのような犬でもみられる疾患です。

犬の殺鼠剤中毒の予防方法について

誤食の予防を徹底します。

殺鼠剤などの誤食による中毒を引き起こす薬剤は犬が口にできない棚や頑丈な容器に収納するようにしてください。また、殺鼠剤を使用する場合は犬が出入りしない場所に設置する。ねずみの死体を犬が口にしないようにすることを心がけましょう。

犬の殺鼠剤中毒の治療方法について

中毒に対する治療をおこないます。

多孔質の薬剤による誤食した殺鼠剤の吸着、輸液による血液中のワルファリン濃度の希釈、排出、輸血による血液凝固因子の補充、ビタミンK製剤の投与などの治療をおこないます。

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