ペットサプリ・犬用猫用サプリのウィズペティの会報誌「ウィズペティ倶楽部」

動物病院が苦手になる原因

動物病院に行くと、獣医師や動物看護士などのスタッフはもちろん、他の飼い主さんもいます。知らない人が苦手なワンちゃん・ネコちゃんにとってそれだけでもストレスです。

そして他のペットたちの匂い、鳴き声もします。悲惨な声で鳴いているのを聞けば、人間でも不安になるかもしれません。

診察室に入れば、高さのある診察台に乗せられてそれだけでドキドキ。さらにおしりに体温計を入れられ、痛い注射をされ…とワンちゃん・ネコちゃんたちにとっては、びっくりするようなことが続きます。

もちろん動物病院のスタッフの方は、ペットたちのために本当に一生懸命検査をしたり治療をしたりしています。ただそれがワンちゃん・ネコちゃんにはなかなか通じません。「痛い思いをした」「怖い思いをした」が印象に残ってしまいます。

動物病院にまつわるものが苦手に

動物病院に行くときに使う、クレートやペットキャリー。見ただけで動物病院だと思ってしまうようになります。動物病院に車で行く場合は、車そのものも苦手に。

歩いて動物病院に行くワンちゃんは、「このルートはもしかしたら動物病院？」と途中で気づき、ガンとして動かなくなってしまうこともあります。

動物病院好きになるメリット

今から動物病院大好きワンちゃん・ネコちゃんにしましょう。うちの子たちは、「動物病院が苦手だから仕方ない」とあきらめないでください。好きに変えることができます。たとえ好きまで行かなくても「動物病院は大丈夫」にすることも可能です。

動物病院が好きになるメリットは、たくさんあります。
・定期的な健康診断を受けやすい
動物病院が好きなら、健康診断も受けに行きやすくなります。ワンちゃん・ネコちゃんの健康状態をチェックしてもらうことができるので安心です。結果的に病気の早期発見・早期治療につながります。

・じっくり診察してもらえる
大人しく診察を受けられるようになれば、それだけ時間をかけた診察が可能になります。ささいな変化にも気づいてもらいやすくなります。

・ちょっとした心配事も解消できる
「愛犬・愛猫の元気がない気がする」「ごはん食べる量が減ったかも？」いつもと違うときも、すぐに動物病院に行けます。原因を探ってもらうことができるので安心です。健康診断と同じく、病気の早期発見・早期治療につながります。

・オーナー様の負担が減る
愛犬・愛猫が動物病院好きなら、オーナー様の気持ちも楽になります。毎回動物病院に行くたびに「暴れたらどうしよう」「吠えまくったら迷惑だ」と憂鬱になっていては、ストレスもたまりますよね。

動物病院を好きにする方法

今日からさっそく動物病院を好きにしていきましょう。ポイントは動物病院に行くときに使うものを、普段も使うことです。

・クレートやキャリーバッグはお部屋に置いておく
クレートやキャリーバッグをまずお部屋に置いて、ここを愛犬・愛猫のスペースとして使います。クレートやキャリーバッグを動物病院通院専用にすることはやめましょう。

「クレートやキャリーバッグ＝動物病院」を「クレートやキャリーバッグ＝落ち着く楽しい場所」に変えていきます。ぐっすり落ち着いて寝られる寝床にするといいでしょう。

クレートやキャリーバッグの中に、愛犬・愛猫の大好きな敷物を敷きます。おやつを最初は入り口の近くで与えます。そのあとだんだんと奥で与えるようにして、クレートやキャリーバッグはおいしいものが食べられる場所だと覚えさせます。おやつはとっておきのものにして、空腹時を狙うとやりやすいでしょう。

クレートやキャリーバッグに入れて、車に乗せ何もせずに帰ってくるのも手です。その際は愛猫が逃げないよう十分注意してください。愛犬は、ドッグランや公園に行くのに利用すると印象が変わりやすくなります。

・愛猫をくるむ洗濯ネットも出しておく
動物病院にいくときは、愛猫を洗濯ネットに入れて落ち着かせているオーナー様もいらっしゃると思います。そのため洗濯ネットにいやな印象をもっているかもしれません。普段から出しっぱなしにして「特別感」をなくしてしまいます。

ネコちゃんは、時間がかかるかもしれませんが、根気よく無理せず進めていきましょう。

動物病院にお願いする

診察や治療がなくても動物病院に行って、スタッフの方におやつを与えてもらいます。診察に差し支えがなければ、その際にもおやつを与えてもらいましょう。あらかじめ動物病院に「動物病院を好きにしたいので」と相談して許可をとってくださいね。

愛犬の場合は、動物病院の前を通る散歩コースを作ります。動物病院の玄関先で、おやつを与える方法もおすすめです。

オーナー様の態度も大事

動物病院ではオーナー様は堂々としていてください。「暴れたらどうしよう」と不安になると愛犬・愛猫に伝わってしまいます。「ごめんね」「いい子にしなさい！」「痛かったよね」と声をかけるのもやめましょう。動物病院のスタッフの方とも、にこやかに落ち着いて話をすると愛犬・愛猫も安心します。

愛犬・愛猫を動物病院好きにするためには、ゆったりした気持ちいることが大事です。なだめたり、叱ったりも逆効果。苦手から大丈夫くらいになればいいかな？くらいの気楽な気持ちで進めていきましょう。