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ペットの肥満について。肥満がもたらす体への悪影響。

獣医師
齋藤厚子
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そもそも肥満って何を指標にすればいいの?

犬や猫は、同じ品種であっても、かなり体格差があります。
そのため、例えばビーグルの適正体重は〇kg、アメリカンショートヘアの適正体重は〇kg、とは一概には言えません。
適正体重はその子その子の体格を見て考えなければいけないのです。

参考になるのは、1歳の時の体重です。
超大型犬を除けば、犬も猫も1歳には成犬・成猫になり、体(骨格)の大きさはそこからはあまり変わりません。
そのため、1歳の時の体重が適正体重の指標になります。

ただし、食生活によっては1歳の時に既に肥満傾向ということもありますので、その点は注意が必要です。

もう一つ参考になるのは、獣医師がよく使用する「ボディコンディションスコア」というものです。

ボディコンディションスコアは5段階あるいは9段階に犬猫の体型を分類・評価する指標です。
5段階評価では3が、9段階評価では4・5が適正な体型です。

ご自宅でも体を触りながら見ることで簡単に評価できますので、ぜひ比べてみてください。
見るポイントは、
・立っている姿を横から見た時のおなかの吊り上がり具合
・上から見た時の腰のくびれ具合
・胸周りを触った時のあばら骨(肋骨)の触れ具合
です。

理想的には、横から見た時にお腹が少し吊り上がっていて、上から見た時に少し腰がくびれている、胸周りはあばらが浮いておらず、触ると少しの脂肪の下にあばら骨が数えられるくらいに触れる、という体型です。

ご自宅のワンちゃん、猫ちゃんが今その体型であれば、今の体重が適正体重になります。
犬では適正体重を15%、猫では20%以上超えると太りすぎ(肥満)とされています。

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肥満はどうしてよくないの?

肥満は万病のもと、といわれるように、体に様々な悪影響を及ぼします。
ヒトの健康診断でメタボリックシンドロームのチェック項目が追加されたのも、同じ理由からです。

肥満が及ぼす悪影響には以下のようなものがあります。
・関節障害
・尿路結石(猫)
・循環器障害
・呼吸器障害
・繁殖障害
・糖尿病
・手術時のリスク増大

肥満は、体重が重いために関節や腰に負担をかけます。
特に腰の長い犬種(ダックスフントやコーギー、バセットハウンドなど)では、腰のヘルニアの発症リスクを高めてしまいます。
その他の品種でも、膝や肘、股関節や肩関節などにじわじわと負担をかけ、関節炎を起こしたり、滑って転んだ拍子に脱臼や靭帯の損傷を引き起こしてしまうことがあります。

その他には糖尿病になりやすい、心臓や腎臓に負担がかかるなど、内臓にも様々な疾患を起こしやすくなるほか、繁殖障害(不妊)や出産時に難産が起こる率も高くなります。

また、手術が必要になった際に、麻酔のリスクが高くなる、ということも見過ごすことのできない悪影響です。
脂肪細胞には麻酔薬が蓄積しやすく、麻酔をかけるときに多くの麻酔薬を必要とし、その分麻酔から醒めにくくなってしまいます。

肥満によって気道が狭くなると、もともと気道の狭い短頭種の犬(パグやフレンチブル、ブルドッグなど)では、暑い夏に激しい呼吸によって熱中症になるリスクも高まります。

猫では肥満によって運動量が減ると、飲水や排泄の頻度が減ることで尿路結石になりやすい、ともされています。

このような様々な疾患、病態の発生を予防するためにも、肥満は避けなければなりません。

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太ってしまう原因は…

肥満の原因には、食べ過ぎ、食事習慣、運動不足、加齢、内科疾患、品種、避妊・去勢手術などの要因があります。

この中で一番多い原因は、食べすぎと食事習慣による肥満です。
ペットは自分で食事やおやつを用意しません。
つまり、肥満の多くは飼い主さんの食事管理に原因があるということです。

一日の食事量はちゃんと決めていますか?
食事量を決めていないのであれば、まずは体重に合わせた食事量を決め、量ってあげるようにしましょう。
若くて元気なワンちゃん、ネコちゃんは、食事を入れると一気に食べてしまうことが多いですが、決められた量を与えたら、追加で与える必要はありません。

おやつは栄養学的には必要ありませんが、大事なコミュニケーションツールの一つ、と考える飼い主さんも多いですよね。
おやつをあげる場合、一日にどれくらいあげるか量を決め、その分は食事量を減らす必要があります。

ヒトの食事をあげてしまうのが習慣になっている場合は要注意です。
私たちの1口を、ペットの体重で換算してみてください。
超大型犬では同じ1口になるかもしれませんが、チワワやダックスフンドでは10口分くらいのカロリーになってしまいます。
糖分や塩分も摂りすぎになり、内臓にも負担をかけます。
ヒトの食事を与えるのはやめましょう。

品種によって太りやすいとされている品種があります。
犬では柴犬、アメリカンコッカースパニエル、フレンチブル、バセットハウンド、ビーグル、ダッスクフンド、パグ、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、キャバリア、コーギー、シェットランドシープドッグ、シュナウザー、テリア種など、猫ではロシアンブルー、メインクーン、マンクスなどが該当します。
これらの品種では特に食事管理に気を付けなければなりません。

運動不足も肥満の要因です。
関節に問題がある場合や、高齢で心臓などに疾患がある場合を除いては、適度に運動することが体の代謝も上げ、体の筋肉量を保ち、健康を維持するために重要です。
激しい運動をする必要はないので、毎日適度にお散歩をするようにしましょう。
猫の場合、外でのお散歩は難しいことが多いので、遊びで運動を誘発してあげたり、室内でジャンプしたりする環境を作ってあげるといいでしょう。

避妊・去勢手術をすると、基礎代謝量が減り、必要な摂取カロリーが減るとされています。
そのため、手術前と同じ量の食事を与えているだけなのに太ってしまうことがあります。
避妊・去勢手術後の体の変化を考慮したフードが販売されているので、少し太り気味かな、と感じた場合には切り替えてみましょう。

ペットもヒトと同じで、年を取ると活動量や基礎代謝量が減り、必要な摂取カロリーも減少します。
高齢になったら年齢に合わせたシニア用フードに切り換え、栄養摂取量を調整してあげましょう。

太ってしまうワンちゃん、ネコちゃんの中には、内科的な問題があって太りやすい場合もあります。
副腎皮質機能亢進症では、過剰に分泌されるステロイドホルモンによって食欲が亢進し、甲状腺機能低下症では基礎代謝が低下するために太りやすくなってしまいます。
このような病気は、飲水量が非常に多くなる、非常に不活発になり寝てばかりいる、など何かしら症状を伴っていることが多いため、ペットの様子がおかしいと感じたら早めに病院で診察を受けましょう。

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ダイエットはどうやってするの?

ダイエットのメインは食事管理です。
ドッグフード、キャットフードだけでなく、おやつも含めて、一日にペットが口にする食べ物をすべて見直すことから始めましょう。


まず、おやつは極力控えましょう。
普段からおやつをたくさん貰っている子の場合、おやつをやめるだけでも十分ダイエットになります。
スキンシップやご褒美として与える場合は1回量を少量にし、その分食事量も減らします。

ワンちゃん、ネコちゃんは、おやつの1回量が少なくても、何回ももらえることの方が嬉しいようです。
一日量のフードの中からおやつ分を少しとっておき、それを数粒ずつおやつとしてあげる方法であれば、食事管理もしやすく、健康的にスキンシップがとれます。


一日の食事量は、フードによってカロリーが全く異なるので、袋に書いてある標準量を参考に決めます。
この時注意するのは、現在の体重ではなく、適正体重で量を決めるということです。

適正体重がわからない場合は、かかりつけの先生に相談して、どれくらいの体重を目指したらいいのか教えてもらいましょう。
その時に、関節や心臓などの不調がないか、内科的な問題が関係していないかどうかを一緒にチェックしてもらうと安心です。

フードは、初めはカップや量りで正確に測って、一日量を2~3回に分割して与えます。
量を決めたら、お皿やカップに1回分の印をつけておけば、毎回きっちり量らなくてもOKです。

多頭飼いでダイエットをする場合、置き餌にしてしまうと1頭1頭がどれくらい食べているのか把握できず、うまくいきません。
1日2回か3回、時間を決めて、ある程度まとまった量を食べているところを確認し、残ったご飯はその都度片付けるようにしましょう。
奪い合って食べるような場合は、食事場所を離す必要があります。

ダイエット用のフードに変えるかどうかですが、食欲がある程度安定しているのであれば、現在食べているフードの量を調整するだけでも十分です。
食欲が非常に旺盛で、フードを減らすと盗み食いしてしまうような場合は、低カロリーで、ある程度量を食べられるダイエットフードにしてあげたほうがいいでしょう。
満腹感を増すために、フードを水でふやかしてあげるのも一つの手です。


関節や心臓、呼吸器に問題がないのであれば、少し運動量を増やしてみましょう。
運動といっても激しい運動ではなく、お散歩コースを少し伸ばしてみる、いつもより少し長く遊んであげる、というくらいで十分です。


少し注意しなければいけないのは、ダイエットのペースです。
肥満が重度であればあるほど、適正体重まで減量する体重も増えますが、ストイックになりすぎるとペットのストレスも溜まり、健康を損ねる原因にもなりかねません。

ダイエットは長期戦です。
ゆっくり進めた方がリバウンドしにくいという点はヒトと同じです。
定期的に体重を測り、かかりつけの先生に時々体格チェックをしてもらい、アドバイスをもらいながら進めましょう。

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