ウィズぺティ
初めての方へ会員登録ログイン買い物かご
TOP > 獣医師インタビュー
獣医師インタビュー vol. 021
犬と猫の腸の病気について
腸内の環境はそのまま、
ペットたちの健康に関係している。
服部 真澄 獣医師
なないろ動物病院 | 服部 真澄 獣医師
服部 真澄 獣医師 なないろ動物病院 院長
日本大学農獣医学部獣医学科卒業
-腸内環境を整える重要性についてご意見を教えて下さい。
日常の診療で、下痢や嘔吐といった消化器疾患はとても多い疾患です。また、下痢、嘔吐などの症状で来院されて、全身の検査をしたところ全く違う臓器の病気であることも少なくありません。
当院では、下痢があった場合や健康診断の時には、便を見せていただくようにしていますが、個体や、その時の体調により色、におい、形、固さは様々です。便の検査をすると、便の中にはたくさんの細菌がおり、その細菌の様子もまた様々です。良い便の時は、体調も良く食欲や元気が安定し、毛艶もよいことが多いと思います。便や、便の中の細菌の状態は腸内の状態がそのまま反映されています。そして腸内の環境を整え、消化・吸収・排泄がスムーズになると動物たちの毛並みや表情も良くなります。腸内の環境はそのまま、ペットたちの健康に関係しているのです。
-「酵素」の重要性についてご意見を教えて下さい。
動物は食物を食べ、それに含まれる栄養素を体内に吸収し、エネルギーに転換し、不要なものを排泄して生きています。生体内で起こる合成反応や分解反応などの化学反応を代謝といいます。その一連の作業はすべて化学反応であり、その化学反応を仲立ちしているのが酵素です。
従って、命を維持する過程で、これらの働きは欠かせないものなので、酵素は、生命にとても重要なものであるということができます。 酵素には、潜在的に体の中に存在するもの(体内酵素)と、外部から摂取するもの(体外酵素)があります。
体内酵素のうち、食物を消化する酵素が消化酵素、それ以外の酵素はすべて代謝酵素です。代謝酵素は、消化・吸収された栄養素を血や筋肉に変えて体をスムーズに活動させるように働いています。従って新陳代謝の促進、自然治癒力の増強、有毒物質の除去、免疫力の向上、胃酸の生成、損傷したDNAの修復などもすべて代謝酵素の働きです。ですので、私たちの健康に酵素は欠かせないといえます。
ところが、この体内酵素は一生で個体により生産される量が決まっており、年齢とともに減少し、さらにその活性も低下していくのです。そのため年齢を重ねると体内酵素の量も質もどんどん低下してしまいます。 そこで、健康維持のためには、ある程度の年齢になったら健康で元気な生活のため私たちが外部から摂取することが有効となります。また、体外酵素の摂取は体内酵素を温存することになります。体外酵素は食物酵素と呼ばれ、生野菜や発酵食品などに含まれています。食材には酵素が含まれており、人間は、生で食べるなど、うまく体内に取り入れることにより、不足した酵素を補うことができます。また、野生の動物たちも食物連鎖の中で、酵素の多い生の食事をしています。一方で、人間と暮らす動物たちは食材を加工されたドッグフード、キャットフードを食べていることがほとんどです。ペットフードはどんな良質でバランスの良いものであっても製造過程の加工でどうしても酵素は不足します。
-「毎日爽快 植物酵素&乳酸菌」についてご意見をお聞かせください。
ペットの不足しがちで、摂取しにくい酵素を補うためにおすすめしたいサプリメントがウィズペティの「毎日爽快 植物酵素&乳酸菌」です。
酵素が配合されているサプリメントを利用すると食べ物、消化・吸収・エネルギー産生・排泄のプロセスがスムーズになります。また、細菌やウイルスに強く免疫力の高い体を維持します。免疫力の高さは「ガン」に対する効果も期待できます。
また、酵素がしっかり働くためには、腸内細菌叢のバランスが整った良い腸内環境が必要です。反対に、酵素の働きにより、生成された代謝産物が腸内の環境を整え、腸内細菌が必要な成分を提供しています。酵素と腸内細菌は密接な関係にあるのです。 また、腸内細菌は肥満、アレルギー、皮膚、ガンなど様々な疾患に関わるといわれています。
さらに、腸内細菌は脳とも深い関係があり、脳の発達、性格、思考にも関わることがわかってきました。精神の安定や幸福感をもたらす「幸せホルモン」のセロトニンはその9割が腸内細菌により作られています。自分自身のことを思い返してみてもストレスで下痢、腹痛や便秘を起こしたりしますね。その原因と発症機序は複雑で不明な点も多いのですが、心理的または身体的なストレスと消化管運動の生涯、内臓の知覚過敏が腸脳相関としてお互いに影響しあっていると考えられています。また、ストレスは消化器症状だけでなく、人間では頭痛や、うつといった症状を伴ってきます。機能的に全く異なる2つの臓器が、お互いに関係しあって、全身的な健康に様々な影響を及ぼしていることはとても面白いです。
腸内細菌を単純に善玉菌と悪玉菌に分けることは難しいのですが、善玉菌として一番知られているものの1つは乳酸菌かと思います。乳酸菌とは、オリゴ糖やブドウ糖といった糖質を分解することで乳酸を作り、しかも腐らせない菌を総称した名前です。
「毎日爽快 植物酵素&乳酸菌」には「有胞子性乳酸菌」が配合されていますが、乳酸菌は腸内環境の正常化に深く関わる存在です。乳酸菌が不足すると、腸内に住む善玉菌は活動の範囲を拡げられなくなり、逆に悪玉菌と呼ばれる細菌が腸内環境を乱してしまいます。では、腸内の健康を維持するために、乳酸菌を補給するだけでよいかというと、そうではありません。そもそも栄養素が腸に送られる前段階で消化不良がある場合、たとえ善玉菌が増えても悪玉菌が減らないため、腸内環境はなかなか改善しないことになります。 そんな時は酵素を補い、体内の消化・吸収・分解を高めるようにするといいと思います。
「毎日爽快 植物酵素&乳酸菌」は、消化プロセスを正常に働くための「酵素」と、腸内細菌を整える「乳酸菌」が同時に摂取できるため、便秘や消化不良などの消化器トラブル、さらにはアレルギーやガンなどの全身疾患の発症リスク低下も期待できます。
-ありがとうございます。最後に、愛犬愛猫家の皆様へ向けてのメッセージをお願いいたします。
動物たちの健康を維持するためには、良質なペットフードときれいな水を与え適度な運動をすることが大切です。さらに、加工されたペットフードで不足しがちな酵素と乳酸菌が配合されている「毎日爽快 植物酵素&乳酸菌」を与えることも有効だと思います。
獣医師なないろ動物病院
服部 真澄 獣医師
※以上の記事は、獣医師個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。
ページ先頭へ