ペットの健康を考えてサプリメントを始めるオーナーさんが増えています。ですが、ペットサプリの効果について疑問を思っているオーナーさんも少なくはありません。毎日の食事として与えているペットフードには健康を維持できる栄養素が含まれているとされていますが、それだけでペットの健康を維持することはできるのでしょうか?
答えは「NO」です。一般的なペットフードでは体調不良や病気をサポートすることはできないからです。近年、ペットの長寿化が進み、目や関節の炎症、腎不全、認知症のような加齢性のトラブルが増えてきました。また、アレルギー性の皮膚炎、腸炎のように長期間のケアが必要な病気もあります。ペットサプリには体調不良や病気の種類に応じた有効成分が配合されており、様々な症状に対するきめ細やかなサポートを行うことができます。動物としての最低限の健康だけではなく、人生を共に歩む伴侶により幸せに生きて欲しい。新しい時代のペットの健康を実現するために、ペットサプリは必要不可欠と言えるでしょう。
犬が長生きするようになった今、加齢に関係した様々な病気を抱えるようになりました。特に足腰の衰えは多くのオーナーさんを悩ませているトラブルです。犬は散歩が好きな動物ですが、歳をとるとあまり散歩に出たがらないようになっていきます。その原因の一つとして、筋肉の衰えや関節の炎症があると言われています。老化によって衰えた筋肉や関節をサポートする「イミダゾールペプチド」、「コンドロイチン・グルコサミン・プロテオグリカン」という有効成分があります。「イミダゾールペプチド」には筋肉の疲労回復を助ける効果があり、また「コンドロイチン・グルコサミン・プロテオグリカン」には関節をサポートし痛みを低減させる効果があります。散歩に行きたいのに足が動かない・痛い、というのは犬にとってとても辛いことです。「筋肉成分・軟骨成分」が含まれた関節ケアサプリメントは、老犬が立ち上がるための一歩をサポートすることができます。
加えて、加齢によって生じる五感の衰え、特に視覚の低下は大きな問題になります。犬の目はデリケートで傷つきやすい部位であり、若齢でも発症する角膜・結膜炎、高齢で発症率が高くなる白内障などの病気のリスクを持っています。これらのリスクを低減させ、治療のサポートを行うために若いうちから「アイケアサプリメント」を取り入れることは有効です。目を守るために有効だとされている効果は「抗酸化」、「抗炎症化」、「抗菌化」の3つの作用であり、これらの作用を持つ有効成分が入ったサプリメントでサポートすることで、細菌や傷などから目を守り、老後に発症しやすい病気を予防することができます。
加齢に関係した病気の中には、オーナーさんと愛犬の関係にまで影響してしまうものもあります。高齢犬介護の原因となる認知症や、主要な死因である腎不全がこれにあたります。犬の認知症では認知機能の低下による物忘れや記憶喪失だけではなく、不眠症をはじめとした様々な分症が組み合わさり問題行動を引き起こします。昼夜が逆転してしまい夜中に吠え続ける、人にかみついてしまうなどの行動によりオーナーさんの生活に対する影響だけではなく、ご近所トラブルをも引き起こしてしまうのです。「認知症ケアサプリメント」には脳神経や血管を保護する「DHA・EPA」、認知症の原因物質であるアミロイドβの蓄積を防ぐ「フェルラ酸・イチョウ葉エキス」、「ビタミンE・B12」をはじめとしたそのほかの有効成分が含まれており、認知症の予防をサポートします。
犬の腎不全の発生原因は多要因であり、予防が難しい病気であることが知られています。しかし、腎不全は発症してしまうと高い致死率と闘病による大きな負担があるやっかいな病気です。「腎ケアサプリメント」に含まれる有効成分は、「毒素排出」、「イオンバランス調整」、「抗尿路結石」、「高血圧の防止」などの様々な効果を通じて腎不全の予防、治療のサポートを行います。
近年、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの免疫に関係する犬の病気が注目されています。これらの病気は根治が難しく、長く上手に付き合っていかなければならない病気でもあります。同様に、生まれたときから持っている病気である先天性疾患、例えば心臓病や肝疾患なども、長い闘病をしなければいけない病気です。闘病が長引くということは、どうしても犬に大きな負担をかけてしまいます。この負担を軽減するために症状や体調をサポートしてくれるサプリメントはとても有用です。
猫におけるサプリメントの効果と必要性は犬と異なる部分があります。完全肉食性である猫は、体内で合成できず、食事から摂取しないといけないアミノ酸(必須アミノ酸)が犬よりも多いからです。猫の拡張型心筋症という病気があります。この病気は「タウリン」とという必須アミノ酸が不足することで発症します。「ハートケアサプリメント」には「タウリン」だけではなく、心臓の働きを力強くサポートする「コエンザイムQ10」をはじめとした様々な有効成分が豊富に含まれているので、若いうちからサプリメントをはじめることで高い心臓病の予防効果を持ちます。
また、完全肉食性である猫は栄養素の合成・代謝についても雑食性の動物とは異なり、特定の病気の弱点になっています。サプリメントでカバーしてあげることで、病気の予防や治療のサポートを行うことができます。犬より野性に近いと言われる猫では、飢餓に備えるために肝臓に脂肪が溜まりやすく、高い負荷がかかりやすいとされています。そのため、Ⅱ型糖尿病や肝リピドーシスなどの病気のリスクがあります。「肝ケアサプリメント」に含まれる有効成分は肝細胞の再生や保護などの作用を通じて肝機能の改善を行い、肝臓への負荷を軽減します。
一方、サプリメントの効果と必要性において犬と同様の部分もあります。それは加齢に関係するトラブルについてです。猫は腎臓が弱いので腎不全に対するサプリメントはとても有効であり、運動性の高い動物であることから関節や筋肉をサポートする必要もあります。猫の認知症や、アレルギーに関係する腸炎、皮膚炎に対してもサプリメントで支えてあげることは、猫が健康で、幸せに生きるために必要なことなのです。
現代社会で生きるペットたちは、人間と同じようにストレスにさらされる機会がとても多いとされています。体調に良くない影響を与える原因になるのは人間もペットも同じです。実際、ストレスを減らすことでペットの体調が回復していくケースも珍しくありません。ストレスに負けない身体を作るには、安全な原料から作られた品質の良いペットサプリメントが効果的です。毎日の食生活に取り入れることで、ペットの病気予防や健康維持に役立てていきましょう。
ペットサプリメントの効果を引き出すために大切なのは「続けること」です。サプリメントは医薬品ではないので即効性はありませんが、犬や猫の体調に合わせて穏やかに作用します。体調が悪いときだけ集中的に与える方法は適していません。食事にプラスワンする感覚で長くゆっくり続けていきましょう。シニア世代になる前から始めることで若々しい身体と身体能力を維持しやすくなるので、積極的に取り入れていくことが健康維持向上につながります。